日本経済、低迷の元凶は日本人の意地悪さか 大阪大学などの研究で判明
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嫉妬や足の引っ張り合いは日本人だけ特に強いとは思わない。むしろ、白人社会の方が強い印象がある。GAFAが巨大化すれば、ルールを作ってすぐ叩く。スポーツで負け出すと、ルール自体を改定する。そちらの方がずる賢いのではないか。
日本人は心のどこかで「皆で貧しくなるなら、それで良いのではないか」と思っている。つまり、デフレを心底嫌ってはいない。むしろ好き。
それは江戸時代の質素倹約の諸改革をはじめ歴史的な積み重ねであり、経路依存性が強い。つまり、そう簡単には変わらない。
その推進力(手法)の一つが5人組制度による「お互いを監視する」統治機構。これを考えた幕府の役人には呆れるほど感心する。
注目のコメント
「私の履歴書」に代表される大企業の社長に上り詰めた方の自伝では、大学受験はたまたま合格、大学時代は遊んで過ごし、たまたま受けた会社に運良く内定。その後も自分では望んでいなかったが青天の霹靂で社長をやれと前任者から・・・。みたいなストーリーがテンプレのように語られがちです。
これ、そのまま真似して勉強せずに出世競争にも興味を示さなければ多分出世できません笑。むしろここで学ぶべきは日本の大企業で出世する方は「嫉妬」の持つパワーや危険性を十分理解しており、人前では野心をむき出しにすることを控えるという態度が標準搭載されているということでしょう。
嫉妬は年齢、性別、職業、キャラなど似ている属性が多いものに向けられがちです。そもそも属性の同質性が高い日本ではこの研究結果のように足を引っ張るというメカニズムが働きやすいのかもしれないですね。社会学者の山岸俊男先生が類似の実験をおこなっており、米国人のほうがまずは相手を信頼して行動する傾向があること、逆に日本人はまずは相手を信用しない、そしてシミュレーションゲームではまずは相手を信頼して行動する(裏切られたら取引をやめる)ほうが良い結果に出るとされています。
人のことはともかく、まずは我々としては新しいこと、新しい人を積極的に受け入れてみたらいかがでしょうか(自戒を込めて。)。「日本では何か新しい技術やビジネスが誕生するたびに声高な批判が寄せられ、スムーズに事業を展開できないことが多い。その間に他国が一気にノウハウを蓄積し、結局は他国にお金を払ってその技術やサービスを利用する結果となる。」
意地悪かどうかは分からないけど、リスクを取らない傾向が強いのは確かで、その場合まさに上にような結果になってしまいます。
分かりやすい例では、近所に新しいカフェやレストランが出来たら真っ先に試してみるか、しばらく様子を見るか。全員様子を見ていると、そのお店は確実につぶれます笑。
自分も事業に関してはリスクを取るほうですが、一般的なサービスに関してはその傾向があるので自戒も含めて色々試そうと思います。その方が思いがけない発見も多く収穫も多いです。