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コロナ、一般医が重症化防げ ~ぜんそく治療など使用実績ある薬で~

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    東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士

    STOIC試験の結果を引用されています。

    ▷Lancet Respir Med. 2021 Apr 14;: PMID: 33844996; PMCID: PMC8040526.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33844996/
    (4月に翻訳してブログで解説しました)
    https://pediatric-allergy.com/2021/04/25/inhaled-budesonide/2/

    新型コロナの流行早期に、シクレソニド(商品名オルベスコ)が悪化を防ぐのに有効ではないかという提言があり、その後日本でランダム化比較試験が行われました。
    結果は、『肺炎増悪率は、シクレソニド吸入剤投与群41例中16例(39%)、対症療法群48例中9例(19%)であり[リスク差 0.20(90%信頼区間 0.05-0.36)、リスク比 2.08(90%信頼区間 1.15-3.75), p=0.057]、対症療法群と比べてシクレソニド吸入剤投与群の方が有意に肺炎増悪が多い』という、予想を裏切る結果でした。

    そのため、喘息の予防として吸入ステロイド薬は推奨されるものの、COVID-19の初期治療としては現在積極的には使われていない状況です。
    しかし、喘息患者がCOVID-19の増悪がすくないという疫学データもあり、吸入ステロイド薬が初期治療に有効かもしれないという考えはまだ根強くあり、各国で試験が行われています。

    シクレソニドではむしろ肺炎増悪率が高く、ブデソニドでは悪化が減った理由に関しては、Discussionには触れられていませんでした。
    現在、新型コロナ感染症における吸入ブデソニドの効果に関しては、非盲検試験(ISRCTN86534580、NCT04355637、NCT04331054)が実施中です。
    さらに、吸入シクレソニドの効果を検討している他の試験(NCT04330586、NCT04377711、NCT04381364、NCT04356495)も進行中ですので、結果を待つ必要性があります。
    現状では、どのように扱うかは難しい判断ですが、すくなくともブデソニド吸入薬の保険適用は喘息に限られています。


注目のコメント

  • Miro Contents Marketing Manager https://miro.com/ja/blog/

    堀向先生のコメントがとても参考になりました。ありがとうございます。


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