ワクチン国際枠組みに最大7億ドル追加拠出…政府が検討
読売新聞
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日本は、アメリカが国際保健に背を向けていたトランプ政権のときに先進国でいち早くCOVAXの拠出国となった。しかし、いまや拠出トップはバイデン政権のアメリカ。さらにCOVAXで供給すべきワクチン製造の拠点として期待されていたインドも、自国の感染爆発で、それどころではない。
いま必要なのはワクチンサプライチェーンの強靭化。日本はコールドチェーン支援ですでに保冷施設の供与などおこなっている。世界でワクチンサプライチェーン強靭化を目指すことが、感染の収束、そしてウイルスの変異を止めることにつながる。
日本政府は、6月2日のワクチンサミットを共催し、菅首相と茂木外務大臣が出席予定。世界にワクチンを行き渡らせ、パンデミックの終わりを近づける、日本ならではの多国間主義の在り方を世界に発信する、絶好の機会となるはず。国際協力への資金の投資は大切なことです。コバックスは途上国へのワクチンの供給に使われます。とはいえ、本当ならワクチンそのものの供給で貢献できるのが最も喜ばれることなので、国産ワクチンの開発が進んでいないことが辛いですね。
国際社会への貢献は大切です。そのことに何ら異論はありません。ただ、ワクチン接種で世界最下位グループにいながら格差是正のための巨額の拠出。日本の「ワクチン敗戦」の悔しさが改めて込み上げてきます。GOTOに未練を持たず、変異株にもっと気をつかい、そして、ワクチンが他国並みに接種できていれば、今の第4波はなかったはずです。