出版社が支配する学術研究
日本経済新聞
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こちらの日経新聞記事、日本の研究力の基盤としてたいへん重要なインフラの問題であることを是非、知って頂きたい。この記事では触れられていませんが、「ハイインパクト」な商業誌のオンライン出版投稿料は非常に高額になっています。高いものでは1本の論文で130万円くらいになります。お金がないと研究できない、研究成果にアクセスできないという状況は、とても不健全です。
一昔前はこのような様相でしたが、ここ最近は新興オープンアクセス誌の台頭で少し変わりつつあります。
オンライン出版が主流な昨今は個々の論文は掲載誌とunbundleされていますし、論文の評価も雑誌に紐づくインパクトファクターによる間接評価から論文に紐づく被引用数による直接評価に移行しています。
出版大手の一流誌は高い購読料を読み手に請求しますが、新興オープンアクセス誌は書き手から掲載料を徴収するので読み手は無料。より広く講読されることで被引用数も上乗せされwin-winとなります。
反面、一流誌のプレゼンスはいまだに高いので、学生さんの論文はその後のキャリア形成を考え極力これらの雑誌に投稿します。恐らく将来はこのようなプレゼンス頼みとして存続するのでしょう。ご参考
https://newspicks.com/news/5718493?ref=user_1506052
あ、ココ↑に書いた、最近のgoogle scholarの動きは面白いとおもいますよ スポンサー名はAcknowlegementsを見れば大抵分かるので