ワークマン増収増益、ウィメンズとジュニアアイテムで客層拡大
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コロナショックもなんのその、ワークマンの快進撃はとどまるところを知らず、まだまだ続いていますね。それを印象づけるに十分すぎる決算内容です。
ワークマンへのブランドが強まりファンもこれだけ増えているのにコロナ禍の厳しい環境下で既存店売上高が前期比2桁増というのがまずもってアンビリーバボーです。
一般的に、これほどの規模のチェーン店になると、会社全体の売上高の成長は新規出店で賄うもの。そして、新規出店余地が限られ飽和状態になってくると規模拡大の壁にぶち当たるというのが一般的なライフサイクル。
中期的には既存のほとんどのワークマンをワークマンプラスに業態転換する計画になっていますが、これでまだまだ既存店売上高の増加が続くんでしょうね。ワークマン女子も今期から出店ペースを上げていくので成長の鈍化がしばらく見えない印象です。
ヨーロッパではアパレルブランドに対して環境負荷軽減(ESG)の観点から商品廃棄を認めないルール整備を進めていますが、ワークマンはDX模範企業でもありデジタルの力で廃棄率1%未満を実現しようとしています。ワークマンのカジュアル路線/女性路線が、品質に対する評価に根差した堅い需要拡大なのか、ある意味ブーム/流行によるかさ上げがあるのか、もちろんどちらも含まれているのでしょうが、どういう構成比なのか、自分では理解しきれていません
素人の直観的には、流行りモノの部分が半分くらいはある気がするので、どこかで店舗出し過ぎ、売上一気に落ち込み、というようにならないか心配である一方で、この手の店舗モノは、その後ブームが去って落ち込んで苦しむとしても、館からの引き合いがあるうちにとにかく一気に広げる、というのも重要な気がするのでかじ取りが難しいといつも思います改めて凄いですね。
ワークマンがウィメンズとジュニアアイテムで客層を拡大し、増収増益となったという記事です。
ワークマンさんのマーケティングは非常に優秀ではありますが、ここまで結果を出せるのは見事です。
恐らく、ユニクロが「ライフウェアー」を提案し続けており、戦略的に「ライフウェアー外」でのカテゴリーでニーズを分析しているのでしょう。
軽自動車なら「ダイハツ」、トラックなら「いすゞ」のように、アパレル業界内での他の山で1位を取りにいっていますね。
加えてハッシュタグの取り方などデジタル展開も勉強になります。
▼まとめ
・ワークマンが、2021年3月期(2020年4月1日〜2021年3月31日)通期業績を発表
・純利益は170億3900万円(同133億6900万円)と増収増益
・新カテゴリーの開発に加え、女性やジュニア向けアイテムを展開するなど客層拡大を図ったことが要因
・チェーン全店売上高は前年同期比20.2%増の1466億5300万円
ローカル戦略にも活かしてみます。