米最大石油パイプライン、操業再開の予定示されず-燃料不足懸念
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サイバー攻撃によって止まっているコロニアルパイプライン。北東部のガソリン供給の基盤インフラだが、これがずっと止まれば大きな問題になるだろう。サイバー攻撃による直接の被害としてはかなり大きなものになるのかもしれない。
注目のコメント
実行犯で身代金を要求しているグループ、「ダークサイド」はロシアに拠点を置いています。
英国はかつて私掠船という民間の武装船に敵国の通商航路で輸送船を襲わせ、政府の懐を痛ませることなく、敵国にダメージを与え続けました。
ロシア政府の庇護を受けながら諸国のインフラにダメージを与え、身代金をせしめているロシアのいくつものハッカー集団は、現代の私掠船というべきでしょう。
ロシアのハッカー集団との攻防は、米国の情報機関や財務省にとってかなり重要な業務になっています。ロシアのハッカー集団の1つ、Evil Corpのように、米国の制裁対象に指定されている集団もあります。
ダークサイドは、今年2月にも身代金を支払わなかったブラジルの国営電力会社のインフラを攻撃した実績があります。身代金を払わないと本当に莫大な損失を与えます。ロシアにいるので逮捕することも困難です。
Ransomware attack leads to shutdown of major U.S. pipeline system
https://www.washingtonpost.com/business/2021/05/08/cyber-attack-colonial-pipeline/初報でコメントしたが、米国はパイプラインが網の目のようにある。Colonialはテキサスから東部に行く主要パイプラインだが、それが止まると今度はシカゴまで北上してそこから東に送り込むパイプラインで一定はカバーできるように地図からは見える。
初報:https://newspicks.com/news/5830511
今のところの値動きとしては、+2-4%(指数によって違う模様)で、一定の需給ひっ迫は特にプロダクトサイドで出そうだが、一方で現段階ではものすごくヤバくなる状況を示唆する価格変動ではない印象。
https://www.investing.com/commodities/gasoline-rbob