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福岡 圧巻の80メートル独走トライ パナ4強に導く ラグビーTL

【ラグビートップリーグ プレーオフトーナメント2021 準々決勝 キヤノン対パナソニック】後半 キヤノン・田村優(奥)のタックルをかわし、トライを決めるパナソニック・福岡堅樹=熊谷ラグビー場(福島範和撮影)
【ラグビートップリーグ プレーオフトーナメント2021 準々決勝 キヤノン対パナソニック】後半 キヤノン・田村優(奥)のタックルをかわし、トライを決めるパナソニック・福岡堅樹=熊谷ラグビー場(福島範和撮影)

 ラグビーのトップリーグ(TL)プレーオフトーナメント第5日は8日、パナソニック(ホワイト・カンファレンス=白組1位)がキヤノン(同5位)に32-17で勝ち、準決勝に進んだ。

 悪い流れをたった1人で断ち切ってみせた。パナソニックのWTB福岡は後半17分、相手キックを捕球したFB野口のフォローに入ると、自陣22メートルライン付近からボールを持って猛然とダッシュ。日本代表の同僚でもあったキヤノンのSO田村、ナンバー8マフィのタックルを右へ左への巧みなステップでかわし、約80メートルを走り切ってインゴールへ跳び込んだ。

 後半早々、10点差に追い上げられた直後の貴重なトライでチームは息を吹き返した。「メンタル的にも勢いを与えるプレーができてよかった」。26分には左から中央に切り込んだ福岡の個人技を呼び水に、途中出場の福井がトライを奪い、4強入りを決定づけた。

 順大医学部に入学し、今季限りで現役を退く福岡にとっては、8月からパナソニックの新拠点となる熊谷でのラストマッチ。スタンドでは4651人が雄姿を目に焼き付け、ディーンズ監督は「攻撃だけでなく防御でも彼の貢献は大きかった。素晴らしいトライを目撃した人は、いい思い出にしてほしい」と話した。(奥村信哉)

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