注目増す「オンライン留学」 コロナ下、時差など課題も―「うまく活用を」と識者
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時差は課題なのですかね?
前職では早朝は米国と、日中は国内業務、夕刻から欧州と、というのが通常コースでした。本気でグローバル人材になりたいのであれば、いま現地に赴くことが難しい以上、時差があることを前提とした学びにトライすることに意義があるのでは。
例えばスケジューリング・納期(〆切)の概念とか勉強になると思いますよ。夜までに仕込んでおけば翌朝片付いていたり、朝までに対応できなければ翌日まで無駄時間ができたり。最近私も留学に関するセミナーをやる機会があり、色々調べているのですが、この記事に少し違和感ありました。
というのも、どうして現地で留学することが前提になり、その予習としてのオンライン留学なのでしょう?
目的として、学位がほしいのであればオンラインで充分です。
(とても大変みたいですが)
アメリカでも大学がオンライン化が進み、現地の人もオンラインで学ぶスタイルがだいぶ進んだようです。
特に、MOOCS型プラットフォームから、色々な大学のカリキュラムを集めたユニコーン企業が出たりして、一般化し始めている。(Coursera、Degreed、Udacity、UoPeopleなど)
アメリカは日本の大学と違って、社会人がキャリアアップの手段としてスキルを身につけるために学位を取るのが一般的で、職業訓練的な資格認証機関の機能を果たしている側面があるため、オンライン化の流れが学生だけでなく社会人にもフィットして広まっているようです。
こういったことが目的なのであれば、オンラインで学位を取ればいいのではないかと思いました。
一方、「海外に行ってこそ得られる体験」
と言っているのはいわゆる「異文化体験」だと思うのですが、それが目的ならどこか外国に行って生活しながらオンラインで受ければいいのではないでしょうか。なんなら日本の大学を海外から受けたっていい気もします(越境テレラーニング)。
現に、コペンハーゲンに住みながら、UoPeopleでアメリカの大学のカリキュラムを受けつつ、ヨーロッパを旅して現在イタリアに滞在している方もいます。
https://kazakhjapan.com/
また、今でも実質的に隔離期間なしで入れる国もあります(マルタなど)。
何か、いわゆる留学のイメージは
「語学」「異文化体験」「学位」と
「場所(国/学校)」「時期/期間」「費用」がひとつのパッケージになっていました。
でも今はオンラインを駆使して別々に学んだり取得したりできる時代です。
あくまで今までのいわゆる「海外留学」にこだわる必要はないのではないでしょうか。米国に留学していた娘が昨年の4月に日本に帰国し、オンラインで勉強を続けている。記事にあるように時差対策が大変。それとともに現地で勉強していたならば出来ていたリアルな交流を通じた学びが難しくなっている。これは会社での仕事のオンライン化で抱える課題と一緒だが、国際的な繋がりからの学びが留学の醍醐味であっただけに残念。娘の大学は地域課題の解決を教育に取り入れていただけに特に。