化石燃料事業への融資停止を検討 アジア開発銀行、脱炭素化加速
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アジア開発銀行は、フィリピンに本部をもつ国際開発金融機関(世界銀行のように途上国にインフラ開発費用等を融資する機関)です。設立には、日本の大蔵省が深く関わっているようです。歴代の総裁は、日本人が務めています(現日銀総裁黒田東彦氏の名前もあります)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E9%96%8B%E7%99%BA%E9%8A%80%E8%A1%8C
脱炭素のため、化石燃料を消費する事業への融資停止は、世界的な流れだろうと思います。需要が高まっている時に融資停止して供給が減れば価格が高騰する。そうなると、本当に電力が必要な夏の暑い時期と冬の寒い時期に電力の安定調達が出来なくなって、日常生活に支障を来たす。特に、気候変動で夏が暑くなり、冬が寒くなると傾向が高まっているなかでは、尚更のこと。
なんとなく、ビジネスの世界でも環境フレンドリーなふわっとしたムードや流行に流されて、皆んなが一斉に一方向に舵を切ってしまうツケを払うのは、消費者ということになるのでしょうか。時代の流れの中でこういった決断が出てくることは多くの記事や本などで予想されていました。
世界の常識として「CO2を発生させない」が徐々に広まっていく中、企業も考えていかなければなりませんが、こうした銀行なども世界の常識に逆らうような企業かどうかを着目していかなければ損になってしまう時代になってきたということだと考えます。
こうして、脱炭素のできない業務はなくなっていくことでしょう。