ウォール街のバックオフィス機能に大打撃、インドのコロナ禍深刻化で
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英語圏であるインドにバックオフィスやミドルオフィスを集約する企業は多いです。(必ずしも銀行に限った話ではありません)
パンデミックが始まった直後からインドのスタッフはほぼ在宅勤務になり、各自自宅からアクセスし業務を支える事で一年以上は安定稼働していましたが、ここにきての感染爆発で在宅勤務のスタッフの健康も毀損し始めました。
業務を他のオフショアセンターに移しているという事ですが、キーテイクアウトは、他国に移してもきちんとワークをする業務システムやワークフローが確立しており、恐らく共通システムが出来上がっているからできることなのでしょう。
個別最適化より全体最適化が奏功した好事例だと思います。
注目のコメント
アジアの英語圏であるインドやフィリピンに決済や人事の事務オペレーションの機能を集約している金融機関は多いです。決済機能が一番深刻だと思います(それ以外のコーポレート機能は本国でも対応可能なものも多いでしょう)。
SARSの直後は生産拠点のリスク分散の観点よりChina+1が注目されましたが、今後はバックオフィスのリスク管理の視点からインド+1という分散化が進む可能性があります。
それは兎も角、知人からも連絡がありましたがインドは今大変な状況です。寄付でも気持ちでも色々とサポートしたいと思っています。自然災害等によるBCPへの意識は従前からあったものの、パンデミックに対応したBCPが手薄であったことは確か。
テクノロジーサポートについて低廉・高品質なサービスセンターとしてムンバイ等が重宝されてきたので、システム的な影響が懸念されるところ。