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立民、五輪中止・再延期にかじ切る 泉政調会長「ワクチンと治療優先」

衆院議院運営委員会で立憲民主党・泉健太氏(左手前)の質問に答弁する西村康稔経済再生担当相=7日午後、衆院第1委員室(春名中撮影)
衆院議院運営委員会で立憲民主党・泉健太氏(左手前)の質問に答弁する西村康稔経済再生担当相=7日午後、衆院第1委員室(春名中撮影)

 立憲民主党の泉健太政調会長は7日の衆院議院運営委員会で、夏の東京五輪・パラリンピックについて「大変残念だが、延期か中止し、ワクチン接種と治療、国民の命と健康を優先させようと提案したい」と述べた。立民はこれまで五輪開催に懸念を示す一方で中止や再延期を明確には主張していなかったが、新型コロナウイルスの感染拡大が続く現状を受けてかじを切った。

 立民の政策責任者である泉氏は、五輪期間中も国民へのワクチン接種は終わっていないと指摘。「それでも五輪のために1万人の医師・看護師や、30の(選手らを受け入れる)病院の確保を優先させるのか」と語った。西村康稔経済再生担当相は「東京大会に向けて医療スタッフの確保はコロナ対応、ワクチン接種に支障が生じないようさまざまな知恵を絞り、必要な政策を講じていく」と答弁した。

 泉氏は議運委終了後の記者会見でも中止・再延期を唱え、「ワクチン接種と治療に医療資源を全力投入していくことが大事だ」と強調した。

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