パリの新私設美術館、大コレクターのフランソワ・ピノーによる「ブルス・ドゥ・コメルス」が5月22日に開館へ
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ケリンググループ(グッチ、バレンシアガ、ボッテガなど)の会長、フランソワ・ピノーがパリの商品取引所を安藤忠雄設計のもと改修して美術館をオープンする。
一方、ルイ・ヴィトングループは、そこから徒歩数分の距離に妹島和世の設計による、新しいパリのランドマークをオープン。
ラグジュアリーコングロマリットの両雄は地域文化貢献の側面でもライバル意識が強そう。お~。やっとで。
開館するブルス・ドゥ・コメルスという建物はパリ中心部のレ・アルという元々は中央卸売市場で現在は地上地下にショッピングモール等が広がる地区にあり、近年再開発が進んでいます。
地区の東端にあった商業施設の地上部は取り壊され、5年前にカノペという巨大な天蓋で覆われた新たな空間に置き換えられました。地区の中央の公園もリノベーションされ、地区の西端にあるのがこのブルスです。
この地区の東に位置するポンピドゥーセンターの最上階から眺めるとこれらのカノペ・公園・ブルスが一直線に並んでいるのが見られるはずです。
また日本人建築家に関連して、この地区に近いラ・サマリテーヌという百貨店の建物の改修がSANAAの設計で進められていました。COVIDの影響で再オープンが延期されてたのですが、これもこの5月28日に再オープンするそうです。
19世紀末から20世紀初頭にかけて建築されたサマリテーヌはアールヌーボーとアールデコの両方の様式が見られる大変美しい建物です。今回の改修ではそれらを維持しつつも、目抜き通りであるリボリ通りに面した棟には波打ったガラスで覆われた新しいファサードが出現します。
https://www.lvmh.co.jp/%E3%83%A1%E3%82%BE%E3%83%B3/%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%81%AE%E6%B4%BB%E5%8B%95/samaritaine/安藤忠雄さんすごいな
ブルスは行ってみたい。ルーブル再訪も合わせたらとりあえず2日は必要。フランソワ・アンリ・ピノーのおとうさんのコレクションが主なようで。
ベルナール・アルノーとも好敵手関係が続いているそう。どちらも華麗なる一族で、小説より奇なる方々なんでしょう…