【熟読】ビジネスパーソンが知っておきたい「哲学の話」
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「哲学と歴史はセットで学ぼう」というのはその通りだなと実感しています。
歴史的な出来事にはその出来事を後押しした哲学があるし、その哲学の背景にはまたその前の歴史的な出来事がある。
だから単品で注文できないんです。必ずセットメニュー。
しかし、近内さん、このインタビューでも喋り倒したんだろうな。写真からそんな様子が伝わってきます😂
注目のコメント
哲学という営みは、人類史においてインフラのような存在であった。
哲学は、あったらうれしいものではなく、無かったら困るものなのです。
なぜなら、僕らの脳は「ズレ」ているからです。
環境と調和する動物たち。それに対して人間は、環境(=文明)を自ら変更するようになってしまった。脳は器質的には数万年前から大きく変わらないにもかかわらず。
人間は環境との調和から「はぐれてしまった存在」なのです。
はぐれ者であるがゆえに、僕らは哲学を必要とした。
そんなお話をしました。
ちなみに、『世界は贈与でできている』の担当編集者さん「これまでで一番のインタビューだ」と言っていました。笑
みなさま、よろしければぜひお読みください。脳はすでにキャパシティを超えているため、時代のスピードに対応できなくなっている。自分で考えなくなった人が多いのはそのため。なるほど、そういう面はありますね。
なぜ、という疑問や好奇心を持つことを忘れてしまっています。赤ちゃんや子供にかえってなぜを追求する習慣づけが必要ですね。
子どもはみんな哲学者です。大人はその解を押し付けるのではなく、見つける方法をしっかりと教えることが大事です。"人間が苦悩するのは当然なんです。文明という「環境」と僕らの身体である「脳」が根本的にズレているのです。僕らの脳は7万年くらい変わっていないということです。"
人間には認知能力の限界がありますが、それが原因で悩むというより、悩まずに判断する能力を獲得しています。それが「認知科学」で明らかになった、認知バイアスです。(バイアスとしてデメリットが強調されがちですが、本来は認知コストを下げるメリットがあります)
哲学は歴史とセットで学ぶことを推奨されてますが、そこに認知科学も加えたいです。哲学は、「過去」の偉人による人間性の探究であり歴史と相性が良いですが、「現在」の賢人による人間性の探究である認知科学と比較すると、より視野が広まるかと。