スシロー運営会社の業績が絶好調 コロナ禍でも積極出店で過去最高の売り上げ
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どんな食事にも言えることだし、価格と量の競争に巻き込まれればどんな業態でも同じ問題が待ち受けているので回転寿司業態だけに言えることではないかもしれない。とはいえ、やはり海洋資源の急速な枯渇と乱獲の問題がこれだけ明確になっている中で、こうした寿司の大衆化とチェーン化はどれだけのインパクトを持ち、そこに対する対策をどの程度具体的に行っているのかは気になるところ。
ウナギも同じ話だけれど、すべての食事が等しく民主化されて、あらゆる人が食べられるようになるべきだとは必ずしも思わないし、そこにいろいろな文化や経済、技術的な違いがあるから食は奥が深いし楽しいのだとも思う。海洋資源の枯渇に貢献しかねないことを前提とした業態であるなら、それを如何に回避する方法があるのか、そのために具体的にどう企業努力と社会貢献を「有意な形で」行っているのか(見せかけのアピールプレーではなく)、そこを誰にでも見える形でしっかり示してほしいと思う。
僕は上記の理由から、個人的に回転寿司という業態はサポートするべきではないと考えてもう10年以上行っていないし、チェーン店でのウナギ料理の類もどんなにおいしそうと思っても食べることはしない。そういう産業に従事している人がいることも前提としたうえで、企業にはただだまって搾取ではなく、業界全体を、社会のサイクルをどう持続可能なものにしていくかを、その産業の顔として目に見える企業が明確に示し、かつ行動に示すことが不可欠な責任になってきているし、それができない企業は淘汰されていくべきだと思う。
一つ一つの消費行動は単独でのインパクトは小さいかもしれないけれど、個々に信念を表明し続けることは大切だし、そうした行為の蓄積が社会的な投票として時として大きな力になる。そういう権利を常に行使するという感覚は日常的に持っていたい。
それでも近視眼的なコスパと広告ベースで、マクロな社会は動いてしまうのだけれど。都市型の大箱居酒屋の撤退跡地が結果的に回転寿司業態の都心部進出の追い風になっているのも大きな変化です。同業態は加工度も少ない分、後発で参入して勝負するには流通含めハードルが非常に高いですし。