バークシャー株価高すぎ、データ表示追い付かず
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注目のコメント
バフェットはBRK-A株の株価をもって強烈に日和見株主を排除しており、これ実は市場の本質を理解するうえで極めて重要なポイントです。手前味噌ながら2014年にこれに関してコラムを執筆しました。
「市場とはなにか」
GME株騒動を経て、以前にも増して意義深いテーマです。
三菱UFJ信託銀行ニュースレター
https://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/pdf/u201409_2.pdf
(以下抜粋)
「ところでこの記述の前後の文章は極めて興味深い。以下の文章を読んで、読者諸氏はどのような感想を持たれるであろうか。(以下「目指すべき市場経済システムに関する報告(平成 25 年 11 月1日)」より引用)
<中略>
上記の文章を読んで一定の戸惑いを感じた読者がもしおられたとすると、それは以下のようなものではないだろうか。つまり、幾重にも分かれた投資バリューチェーンの一端に位置する個人が、「自らの投資がもたらす経済への影響を十分に理解」し、「自らの投資の意義を確認」することで「持続的な資金供給」の一翼を担うというのは投資のプロでもなんでもない個人に期待しすぎなのではないか、ということである。
<中略>
さて、本稿の最後ではやや逆説的なポイントを提起しておきたいと思う。コーポレートガバナンスの議論では得てして株主による企業選別が語られる場合が多いのだが、それでは逆に、企業は「あなた」を選べるのであろうか…」株式分割をしないのでクラスA株がどんどん高くなって、今回のような事例がでたということのようだ。株式分割をしない理由をバフェット氏は下記のように語っている。
"株式分割について問われた際には、株価が低いと経験の浅い短期投資家が寄ってくると答えたことがある。
「500ドルを持っている人なら誰でも簡単に買えるものなら、自分が何をしているか全く分かっていない人々がこぞって買うだろう」。バフェット氏は1995年のバークシャーの年次株主総会でそう話した。”
株の流動性を高めるために株式分割をすることが大半なので、流動性を高めたくないのであればたしかに分割しないという手は「あり」だろう。欲しい人は根本氏が書いているようにクラスB株を購入してください、ということだ。株の取り扱いがわかっている会社は違うなと思う。ABと2種類あって素人目にわかりにくいですよね。バークシャーハサウェイのWikipedia読むと、なぜバフェットがA種の株式分割をしないかがしっかり書かれています。
個人的には小規模な個人投資家排除の方針はあまり良くないな、と思うんですよね。