イタリア、5月中旬に独自にグリーンパス導入 夏の海外旅行者誘致
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つまるところ、ヨーロッパではワクチンの効果がテキメンであるという評価が政治レベルで形成されたのでしょう。
言い換えると、そうして観光を回していかないと経済が立ち行かないことも、共有されている認識なのだと考えられます。EU版のワクチンパスポートより1ヶ月早い導入だが、周辺国からは少し不安視されている。つまり、これは疫学的状況の数値に基づいて決めたことではなく、明らかに経済的な数値に基づいての決断だからだ。昨年イタリアを訪れた外国人観光客は約2500万人であった。多いようだが、2019年の約6500万人に比べると激減である。コロナ危機以前、イタリアの観光業は,300億ユーロ、すなわちGDPの13.2%以上の売上高を生み出していたのだ。それで、何とかしたいと思うのは分かるが…。
EUのグリーンパス(digital green certificate)については既にかなり技術情報が出てきています。
https://ec.europa.eu/health/ehealth/covid-19_en
技術的にはかなり枯れた仕様です。基本的には検疫等で提示が必要なワクチン接種や検査結果の情報を検証可能な電子署名と共にQRコード化したもので、内容的には紙の証明書と大差無いです(アプリ以外にも紙の証明書も発行予定)。
本人情報も氏名と生年月日だけで性別やパスポート番号すらオプショナル。
基本的にはパスポートと一緒に提示してワクチン接種しましたよと証明できれば良いのでこれで十分なのでしょう。用途を割り切ればブロックチェーンもマイナンバーも全く不要なので、日本も軽い仕様でチャッチャと整備を進めれば良いはずです。
検証用の電子証明書を配布するGatewayというインフラの仕様もあるのですがSpring BootにTomcatにMySQLと、これまた枯れた技術の名前が並んでいてなんとも。