【具体例】「働きがい」のある組織をどうやって作るか
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現代は意味(センス・メイキング)が問われる時代。「役に立つ」機能よりも「意味をもつ」目的に人が動かされる時代。
オフィスや電車での通勤や隣の同僚といった、今まで当たり前にあったこと、日常的に存在していたものが一度目の前から消えてなくなったことで、ふと自らの仕事の意義を考える人も増えたのではないでしょうか。
コロナを機に、転職を考えるようになった人が増えている、という最近の調査の結果もうなずけます。リモートが仕事における「意味」の大事さをさらに炙り出したともいえる。
企業の魅力を表す4P(Philosophy, People, Profession, Priviedge)で考えると、どんな目的のために(Philosophy)、どんな仲間と(People)、どんな仕事を(Profession)、どんな報酬でやるか(Priviledge)。企業にとっての意味=Philosophyとは、社会的使命としてのミッションであり、目標や志をあらわすビジョンです。
ハラリの『サピエンス全史』でいうところの虚構、つまりストーリー。企業という共同体がつくりだす虚構が、リモートで感じづらくなっている。
コミュニケーションの接点が減ったことでチームメンバー同士の関係性が弱まり、結果として組織の信頼貯金やカルチャーが棄損しているということもあると思いますが、リモートで「みんな×BEING」の領域に課題が出てきていることの深い本質は、そこにあるような気がしています。
企業の経営に携わるみなさんは、このタイミングであらためて、ミッション・ビジョンを見直し、これをメンバーにどう伝えるか考え直してみると良いのではないでしょうか。
※今回にて連載終了となります。このような機会をいただき感謝です!今回で興味をもっていただいた方は、ぜひ特集の第一回からあらためて読んでみていただけると幸いです企業のパーパス(存在意義)を伝えるだけでは、意味がありません。パーパスが、会社の戦略&プランとどう繋がっていて、社会のムーブメントへ繋がっているのか。
さらには、会社のパーパスが、そこで働く一人ひとりにより、いかに体現出来ているかという組織作り、評価体制を創ることも重要です。一人ひとりの行動も全てパーパス(存在意義)に繋がっていれば、やりがいも幸福度もUPすると痛感します。尊敬するクリエイティブディレクターから以前、つまらないリアルよりどれだけ信じられるか、一流のフィクションつくれをといわれたことがある。
ニューノーマルはノーノーマル、解がないということが答えの社会でどれだけ信じてもらえるか、意味を感じてもらえるか。
センスメイキングは一流のフィクションをつくりそれが人の働き甲斐生き甲斐、希望の灯火になるようなことだと思う。