ミャンマーで小包爆弾、5人死亡=NLD議員や職務放棄の警官ら
コメント
注目のコメント
殺害されたのは、国民民主連盟の州議会議員1名、離反して国民統一政府側についた警察官3名、支援者1名です。
国軍と対決する国民統一政府は、国会議員の大多数(ほとんどは国民民主連盟)が所属していることをもって、正統政府であることの根拠としています。今回殺害されたのは、州議会議員ですが、国民統一政府の議員を殺害することは、国軍の最優先課題で、血眼で探し回っています。殺害して議員を減らせば、国民統一政府の正統性を減らすことができるという考えからです。
議員と一緒にいた離反組の警察官3名は、議員の護衛を務めていたのでしょう。
小包爆弾は、ロシアの諜報機関が多用してきた暗殺手法です。所在のわからない暗殺対象に使います。うまく届けられれば、所在をつかんでいなくても殺害できます。手紙に毒物を同封して、開くと同時に気化して殺害する、という類似手法もあります。
ロシアは、国際的孤立に焦るミャンマー国軍に急速に接近して、テコ入れしています。諜報機関の指導、育成というのは、ソ連、ロシアが最もよくやるテコ入れで、国軍にロシア式暗殺術を多用させていくことが懸念されます。