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日本のお菓子は、アメリカに限った話ではなく、どの国にいっても評判が良く人気です。
シンプルにおいしいのと、中国とかですと、子供の口に入れるものは安心・安全なものが良い、という親が購入したりします。
ネルネルネールネのような「遊びながらお菓子が食べれる」ような商品、食玩商品の品揃えも充実しているというのも海外ユーザーからは魅力的に映るようです。
Bokksuさんは、ボックスタイプ・サブスク型にしたことで、
①毎回何が出てくるかわからないガチャポンのようなワクワク感の演出
②通常、低単価でECで売りにくいお菓子を箱詰めにしたことで客単価上昇
③サブスクにしたことで安定した収益の確保
といった点は言うまでもなく素晴らしいのですが、個人的に1番素晴らしいと思うのは、ボックスの詰め合わせにすることで、おそらく海外で認知度もあって人気のあるブランド・商品と一緒に、知名度はないが、おいしいお菓子も織り交ぜることができる、というのが素晴らしいなと思いました。
どうしても海外に販売しようと思うと、ブランドや認知度がものをいうので、中小メーカーの商品の認知度を上げる、手に取ってもらうという機会を創出するのが困難です。
詰め合わせにして販売することで、良い商品であれば平等にチャンスが与えられるというのは、お菓子メーカーさんからすると本当にありがたいだろうなと思います。
別の連載(https://newspicks.com/user/9835)でも、繰り返し強調されていることですが、特に国外における日本カルチャーの展開は、海外のファンが担うのが一番強いと痛感させられました。
ダニーさんは、日本でのキャリアも積んでいて、日本の地方のことまでを知っているからこそ、この「お菓子箱」に米国市場でチャンスがあることが見えていた。
コロナにおける絶体絶命の危機をいかに乗り越えたかを含め、その実録をぜひご覧いただければ幸いです。
ちなみに、個人的には、最後の方に聞いた「エンジニア・ゼロ」のところに、すごく今の時代性を感じさせられました。
なによりソフトウェアエンジニアを排除したってのが最高ですね。
滞在は2000-2006年ですから、15年以上前の話です。当時、マレーシアの一人あたりGDPは4千ドルから6千ドルへと一挙に1.5倍ほどに成長する過程でしたので、生活に必要なものプラスアルファを求めていたということも頷けます。
記事で取り上げられたBokksuは箱の楽しさから始まり体験まで提供するというビジネスアイディアだけでなく、物流会社だと自認してやっている点が成長の秘訣と感じられました。
その方曰く、コロナに伴うステイホームの増加が日本のお菓子にとって追い風だそうです。
コロナ危機をうまく乗り越えたBokkusuチーム、これからも注目したいです。
日本人が気づかない、日本の魅力をパッケージし運んでくれる「物流の会社」。
仕入れやロジスティックスは模倣できたとしても、「日本文化への理解や好意」と創業のストーリーは、オリジナリティが高いですね。
・ターゲットはアメリカ人なので、完璧な文法、完璧な文章でないと信用されない。
これはどこの国でも同じで商売したい国の言葉できちんと伝えないと共感を得るのは難しいです。
・単なるサブスクリプションではなく、メンバーシップ、コミュニティである。
会員限定のsnsで好きなお菓子について盛り上がれることで仲間意識が強くなり、会員のリテンションも高くなる。