【実録】コロナで3倍。なぜ、日本の「お菓子箱」がバズるのか
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Bokksuという高級お菓子箱のサブスクサービス。
コロナ禍で日本郵政の配達が全ストップしたという危機的状況を「P3L」という物流パートナーを見つけて乗り切り、今ではARR28億円までいっているという会社。
今に至るまでの原体験をありありと語られていて、とても勉強になる。
そしてもう一つ、全て「ノーコード」で完結しているという事が驚きである。
『最初からShopifyとReChargeを使っています。
この2つのテクノロジーが、会社を支えてきましたし、これからも支え続けるはずです。移行する予定もありません。
実は、Bokksuにはエンジニアがいません。
みんなが気づいていませんが、これは、とてもクレイジーなことです。すべてがSaaSプラットフォームのテクノロジーで構築されているので、社内にソフトウェア開発者がいないのです。
もちろん、私はコンピュータ・サイエンスを少し勉強していたので、ある程度のことはできます。また、開発企業と一緒に仕事をすることはありますが、それでも社内にフルタイムのソフトウェアエンジニアはいません。
すべてが可能な限りノーコードです。まさに未来なのです。』
注目のコメント
日本の魅力は、必ずしも日本人が一番知っているとは限らない。
別の連載(https://newspicks.com/user/9835)でも、繰り返し強調されていることですが、特に国外における日本カルチャーの展開は、海外のファンが担うのが一番強いと痛感させられました。
ダニーさんは、日本でのキャリアも積んでいて、日本の地方のことまでを知っているからこそ、この「お菓子箱」に米国市場でチャンスがあることが見えていた。
コロナにおける絶体絶命の危機をいかに乗り越えたかを含め、その実録をぜひご覧いただければ幸いです。
ちなみに、個人的には、最後の方に聞いた「エンジニア・ゼロ」のところに、すごく今の時代性を感じさせられました。記事を読んで、マレーシアにいたときに日本人会バザーで日本のお菓子の空箱や紙袋に値段をつけて売られていて、マレーシア人がこぞって購入していたことを思い出しました。確かに日本のお菓子の箱や缶はデザインや耐久性がよくできていますが、お金を出してまでも欲しいというのは当時、驚きました。数時間ほどで売り切れになっていたと思います。日本からのお土産を職場に持っていくと、お菓子が無くなった後に、見た目がきれいな箱だとナショナルスタッフから「箱をもらってよいか」と聞かれることもありました。
滞在は2000-2006年ですから、15年以上前の話です。当時、マレーシアの一人あたりGDPは4千ドルから6千ドルへと一挙に1.5倍ほどに成長する過程でしたので、生活に必要なものプラスアルファを求めていたということも頷けます。
記事で取り上げられたBokksuは箱の楽しさから始まり体験まで提供するというビジネスアイディアだけでなく、物流会社だと自認してやっている点が成長の秘訣と感じられました。