原文は、 ”the Fed promotes maximum employment and price stability—two foundations of a strong, stable economy that can improve economic outcomes for all Americans. We view maximum employment as a broad and inclusive goal.” です。 「インフレ高進リスクがあっても雇用拡大を優先する」とは一言も言っていないので、この報道の仕方はどうなのか、、、と思います。(ここだけカギカッコで敢えて括っていないところが、むしろ「そのまま引用した訳ではありませんよ」と、記者が逃げ道を作っているような恣意的な印象を受けます。)
ただし、本当にこの政策目的を達するためには、中央銀行が緩和的な金融環境を維持している間に、財政や構造政策の面でより直接的で有効な対策が講じられることが必要です。
その意味では、政策目的には違いがありますが、ポリシーミックスの重要性という点で、2013年春の日本における「共同宣言」と似たような構図になっています。
”the Fed promotes maximum employment and price stability—two foundations of a strong, stable economy that can improve economic outcomes for all Americans. We view maximum employment as a broad and inclusive goal.”
です。
「インフレ高進リスクがあっても雇用拡大を優先する」とは一言も言っていないので、この報道の仕方はどうなのか、、、と思います。(ここだけカギカッコで敢えて括っていないところが、むしろ「そのまま引用した訳ではありませんよ」と、記者が逃げ道を作っているような恣意的な印象を受けます。)
パウエル議長の言い振りは、連邦準備制度が、いわゆる「デュアル・マンデート」を説明する際に一貫して行ってきている説明ですので、それをこのように報じるのは、報道としてさすがにやり過ぎと感じます。連邦準備制度も誤解されないよう、直ちに原文を公表しているわけですし。
コロナショック前は20万件台だった失業保険申請件数一つとってみても、未だにその倍の56万件以上の水準にありますから。
今朝も下記のような報道もあり、米国経済の回復は感じられます。
【日本車、米販売2.7倍 4月、前年急減の反動】
https://newspicks.com/news/5818478