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微細藻ユーグレナ(ミドリムシ)の食品用途屋外大量培養技術をコア技術に、機能性食品や化粧品、バイオ燃料の研究開発。武田薬品工業などのOEMも。中国を中心として海外開拓にも注力。遺伝子解析サービスを提供するジーンクエストを完全子会社化し、ヘルスケア事業を強化。
時価総額
815 億円
業績
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だからこそ、情報の透明性や公平さがより重要になってきています。
ただ、情報を受け取る側にも、ある程度の知識が必要です。
例えば、トータルのCO2排出量を考えるとき、必ずしも少なければ良いとは限りません。現時点では多めになってしまう製造法などでも、再生可能エネルギーが普及すれば、むしろ長期的には少なくなる可能性もあります。さまざまな要素やシナリオを想定しながら、丁寧に捉えていく必要があるのです。
こうした想定をしないと、メディアが表面的な数値ばかりを大々的に報じ、それを人々が信じて、競合同士の不毛な数値競争が起き、「公表しない方が得だ」ということも起きてしまうかもしれません。
SDGsに取り組むこと自体、良いことですから、皆で情報をオープンにしながら、前向きに議論していきたいところです。
①新技術の導入(新型機材等)
②運航方式の改善
③バイオ燃料,代替航空燃料(SAF,Sustainable Aviation Fuel)の活用
④市場メカニズム(排出権取引制度)の活用
④の市場メカニズムは,CORSIA(Carbon Offsetting and Reduction Scheme for International Aviation)「国際航空のためのカーボンオフセット及び削減スキーム」と呼ばれ2021年に始まります.
問題は,ICAOの目標は強制力がなく,また実際に削減できているか証明ができない.IATA(国際航空運送協会)などの協力が欠かせない.さらに,2020年を目標にすると,コロナの影響で特に少ない排出量が目標になってしまう.要協議.
実は今回の燃料の主原料は、ミドリムシから抽出した油脂ではなく、廃食用油とのこと。ならば「ミドリムシ由来」の割合を知りたいと、取材時に出雲社長に何度も尋ねましたが、ついに明かしてもらえませんでした。記事では他にも、製造工程におけるCO2排出量や培養方法など、ユーグレナが伏せている情報やその背景について解説しています。
バイオ燃料の可能性だけでなく、開発段階での企業の情報公開の在り方についても、いろいろと考えさせられた取材でした。
持続可能性が低い食用油の廃油の比率がまだ高そうなこと(公式には非公表)、ライフサイクルでのCO2量で脱炭素になっているか分からないこと、炭素を吸う前提となる光合成で培養されているか分からないこと、というサステイナブルなエネルギーであることのそもそもの大前提が不透明な状況とのこと
もちろんそうなるべく研究を進めてるんでしょうが、一方では資金調達もかけていることから、○年までに、というプレッシャーも大きい状態でしょうね
ぜひ、頑張ってほしいです
エネルギーに関する将来オプションは色々ある方が良いと思い、コストが高いなかで気になっていたが、一方で記事でポイントとなっている部分については、環境負荷の判断の前提となる部分のように思い、もう少ししっかり答えてほしかったというのが、読んだ率直な感想。
また、ニュースを消費する側としても、再エネやカーボンニュートラル、水素と最近報道が過熱気味ですが、センセーションなタイトルや数字のみに踊らされることなく、じっくりと背景や本質を色々な角度から考えるように努めたいですね。
まずはユーグレナバイオ燃料1リットルにつき、ライフサイクルで排出されるCO2量が1.5kg以下になるよう目指しているとのこと。
例えばガソリンの場合は、製造時に0.48 kg-CO2/L、ガソリン燃焼時の2.32 kg-CO2/Lとされており(「次世代⾃動⾞材料」に関する cLCA 評価』における排出係数設定を参照)、燃焼も含めたトータルでみればガソリンよりもCO2は削減されるわけですが、原料培養-輸送-精製等の各プロセスにおける再エネや蓄電技術の導入等によるCO2削減が、今後の課題ですね。