米テスラ、独工場稼働まで半年遅れ見込む=業界紙
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ベルリンはようやく昨年秋にブランデンブルグ空港が新空港として開港したのですが、かれこれ当初の開港予定から5年以上も延期されたりで、建屋を建てようとしてもなかなかオープン出来ない逸話があるのでしょうか。歴史的にみても、やはり西ベルリン郊外あたりに着工予定でしょうか。
注目のコメント
下記でコメントしたが、ベルリンは50万台キャパの計画。1QのTeslaの納車台数は18.5万台、年率換算74万台で、すでに稼働しているフリーモントと上海はほぼ100%。
つまり、ベルリン工場の稼働が遅くなる=Teslaの増収率が当分相当小さくなる可能性。
そして行政の遅れというのは、またマスク氏がTweetをいろいろしそうな案件…一方で欧州は欧州で、自地域産業の保護ももちろん念頭に入れるだろうし…
https://newspicks.com/news/5736022Teslaがベルリンに建設予定の欧州ギガファクトリーが、手続きの関係で稼働が半年遅れる見込み。ドイツでの申請許可に時間がかかるのは普通で、建設中止になることは、以下の記事からは無さそうです。
https://newspicks.com/news/5800909
再エネの調達メドが立っているベルリンのギガファクトリーですが、課題は4680セルの年間100GWh規模の内製化でしょう。パナソニックやCATLが支援していたネバダや上海のギガファクトリーと違って、フリーモントの内製ラインを移設していくのか。オースティンのギガファクトリーで試すのか。
歩留まりも未だ高くなく、ドライ電極用設備も新しく導入している段階で、いきなり100GWhもの年産が出来るか。1ライン20GWhのようなので5ラインを最初に、将来的には10~15ライン稼働させるようです。となると原材料の調達に鉄道を使う必要も出てくるでしょうし(ベルリン新空港が有っても、、)、欧州でのバッテリー・サプライチェーン構築の方が工場単独の稼働以上に重要になって来ます。
VWやCATLとの共同調達とかも考えられますし、量産技術を持たずに、大型円筒型セルの内製化の初の海外拠点として、欧州全体を見渡しても初に近いバッテリー・サプライチェーンの構築は、欧州のLCA規制が足を引っ張ることになるかもしれません。
パナソニックが工場のラインを助けて、CATLがサプライチェーン構築を助けたりするのか(CATLは既にドイツに工場建設中)。規制手続きの長期化について、
認可の枠組みが「気候変動に対抗する上で必要なこうした事業の構想や実現の緊急性と根本的に矛盾している」と不満をあらわにしていた。
補足として2点。
ひとつ。皆同じルールで各国の認証手続きをしています。
ふたつ。工業に必要な物は場合によっては、兵器の括りとしての対象を免除する特別行政手続きが必要な場合があります。