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資本主義に「緊急ブレーキを」 気候危機、格差が迫る転換―新書大賞マルクス研究者

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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    領主に支配されているとはいえ農地という生産手段を持つ人々が経済を担っていた封建時代が去って市場重視の資本主義になり、職業選択ほか幅広い自由を人々は得たものの、生産手段を持たない市民の多くは生産手段を持つ僅かな資本家に搾取されるようになってきた。勝者総取りのデジタル時代になって格差がますます広がって、強大な力を持つ資本家は労働者のみならず地球環境そのものまで搾取の対象にし始めた。マルクスが期待していただろう労働者の自発的結合も難しいでしょうし、成長重視の資本主義に緊急ブレーキを掛けるしか道はない!
    著書の趣旨とは異なるかもしれないけれど、昨今の環境下、資本主義に疑問を抱く人々が増えるのも不思議ではありません。とはいえ今は、社会体制は違えども中国も米国も経済は資本主義。
    成長する世界の中で自国の成長を止めるということは、今の経済的な豊かさが将来に亘って続くということでなく、国民が次第に貧しくなって行くことを意味します。日本は石油も天然ガスも鉄鉱石も肥料も飼料も食料も輸入に頼っています。万が一にも石油と肥料の輸入が止まったら、自給率が100%に近いとされるコメだって日本では作れません。日本の経済的な豊かさは輸入した天然資源を使って築かれているのです。停滞する日本を尻目に諸国が成長し、豊かになった所得をもって限られた天然資源を求め始めて日本が弾き出されたら、いずれ経済が疲弊して飢餓に苦しむ近隣の某国のようにならぬとも限りません。現に、成長して豊かになった中国が買い始めた途端価格が上がり、日本人の口に入りにくくなった食材が沢山あるでしょう。
    市場を活かす資本主義に代わって国民の豊かさを維持する仕組みは未だ現れず、だからこそ共産党一党独裁の中国も経済に関する限り資本主義に舵を切ったはず。武士は食わねど高楊枝の精神で貧困に耐える覚悟が無い限り、市場の機能と資本主義を活かしつつ、分配と環境負荷の在り方を互いに協力しつつ考えて行く以外、当分道はなさそうに思わないでもなけれど・・・ (-.-)ウーン


  • バッテリー スペシャリスト

    現代のエンクロージャーはマルサスの杞憂を乗り越えて食料問題でも無く、時空を構成する、エネルギーや資源そして時間を市場化する民間企業のプラットフォーマーが担い手となっているように映ります。

    仮にコモンの再興がコミュニティやアソシエーションだとすれば、市民の手にどうやって、そうした資源やエネルギーと更に技術を持ち、持続的に発展させることが出来るかの手法や手段にかかっているのでは。

    ソ連型の共産主義はマルクスの生産段階を、現代の加速主義者が言うような資本主義の徹底によってでは無い、中央集権的な投資・計画では実現出来なかったが、今やGAFAMのようなプラットフォーマーが生産手段を握っているようでも有り、または支那大陸の国家資本主義が握るかの争いに化しているようにも映ります。

    そうした中で、どちらの手法も苦手と思われる日本から、言葉としても忌み嫌われる生産手段の「イデオロギー」が生まれてくる予兆は感じられません。宗教でも科学でも無い、国家や民族が依って立つ思想がどこに落ち着くのか当面は分かりません。既にエコノミックアニマルですら無いですから。

    それでも何故か、農地改革のような制度や権力に囲い込まれたとは感じていないこの国の市井の人々の逞しさに期待を持つならば、ワクチン程度すらも開発して使い切るようなコミュニティに発展しなければなりませんね。

    技術や性急な変化を求めない無手勝流の集団免疫の獲得を目指しているかのような為政者の行動も、無意識に連面と続く民族としての記憶なのかもしれません。

    一方で囲い込まれる際にパルチザン的反抗能力も、民度という名で持ち合わせている、根拠無き集合的無意識は実は日本人の最終兵器なのかもしれませんね。我々には本当の真理を把握している味方が神風としていつか訪れる?グリーンウォッシュのような小手先施策では無いのだよ位の、有る種の選民意識の高さ。。

    と、こうした論考が出た後になぜか真逆の右傾化に行きがちな歴史を反省しつつ、エスタブリッシュ化した左寄りに対抗する準備もしておきたいところ。自由という概念を持ち出さなくとも、生きることに関しては精神的に自由に生活してきた祖先に活路を見いだせる呑気に考える民族なのかもしれません。


  • 東京大学大学院工学系研究科 博士課程

    ラワースのドーナツ経済やバスターニの加速主義でも環境というパラメータが入ることによって利潤を永遠に追求する資本主義に限界が来る。
    マルクスが晩年に辿り着いたコミュニズムで真に平等な世界を目指すことにとても斬新さを感じました。
    ただ、辛坊さんのコメントにもあるように脱成長は相対的な貧困を生み出す危険性があるし、中途半端にグローバル化の流れに反抗することは共同体全体の覚悟のいるもの。
    核融合研究をしている身からも持続可能な技術革新を加速させつつ、ドーナツの外に出る余剰な技術・商品は規制をし、再分配を突き詰めるのがベストなのかと思ってます。


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