米、非核化で柔軟対応示唆 対北朝鮮「現実的な手法」

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• 相良 祥之

  地経学研究所 主任研究員

  ・2021年05月03日

  米国は完全な非核化を目指し、調整された現実的なアプローチによる外交を進める。つまり日本海に着水する短距離弾道ミサイルを含む、すべての大量破壊兵器の完全な、検証可能な、かつ不可逆的な方法での廃棄(CVID)を目指すとの立場は、少なくとも対外的にはとっていない。一度に包括的な解決が難しいのはわかる。ただし過去には段階的なアプローチも失敗してきた。そこで練り上げられた言葉が「調整された現実的なアプローチ」ということなのだろうが、ではそれが具体的に何を意味するかは米国としても北朝鮮とテーブルについてみてから、ということなのだろうか。