「NFT」ブームをあおる、75億円デジタルアートの買い手
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NFTの思想的本質(単にデジタルアートのみに使われる技術ではない)がアート界にもさらに広がることで、そのようなD2Cの手法を嫌うギャラリープレイヤーも出てきます。無論、NFTはアートの「市場価値」とは相性が良い一方、「芸術価値」とは相性が悪いです。(適切と思われる価格設定をする権威がいないため)
ただ、このような市場価値が芸術価値に及ぼす影響が年々高まっているように感じます。(中国が作品をプライマリー販売からオークションにかけてしまうように)BeepleのNFTアートを75億円で落札したのは、インド出身のビグネシュ・スンダレサン氏(32)2013年に仮想通貨企業を立ち上げて財を成した。今はITコンサルをしながら、NFT関連のファンドに投資。成功するにはマーケットとタイミングがいかに大切かということだなー
なるほど!高く買うことで自分の財が増える前提があったということか。一種の市場操作ですね。複製可能なデジタルデータにトークンをつけただけで本質的な価値はそこまで高まらないと感じます。NFTには長期的には大きな新しい価値を生み出す可能性はあると思いますが、トークンを持っていなければそのアートを楽しめないなどの仕掛けがなければ、当座は既に起こっているように急速に冷えゆくバブルに成り下がるでしょう。
今持ち上げてる人たちのポジショントークに要注意。この人もインタビューに応じたのは失敗ですね。