仏の医療保険スタートアップAlanが240億円調達しユニコーン化
コメント
注目のコメント
中国平安保険が平安好医生という保険とリモート診療等をセットにしたヘルスケア商品で時価総額世界45位(3月末)の大企業に成長しましたが、ICT、AI、センサー、ビッグデータといったものが組み合わさってヘルスケアの分野も大きく変わって行くのでしょうね・・・ 「医師や他の患者とチャットなどを行うことなどが可能になっている」とありますが、医師会の反対で恒久的かつ広範なリモート診療の目処が全く立たない我が国でこうしたサービスを拡げる余地はどこまであるものか。UBERは旧来のタクシー業法で、Airbnbは旧来の旅館業法で規制され、SNSの時代に立ち遅れた我が国が、旧来の保険と医療の制度に阻まれて、ヘルスケアの分野でも立ち遅れそうで心配です (^^;
狭い範囲での個人的感覚だが、フランスでは公的な健康保険が整備されれいるので、一般庶民の民間医療保険加入率は高くないような気がする。フランスの公的健康保険は、症状が重くなればなるほど、医療費の自己負担率が低くなる。つまり、みんなから集めた拠出金を、放っておいても苦もなく治るような患者には出さない代わりに、命に関わるような患者は徹底的に救済する。この制度なら、万が一大怪我あ重病になったとき…という心配はなくなる。
フランスでの健康保険は公的保険とmutuelleと呼ばれる民間保険の二階建てになっています。この記事のAlanは後者です。2016年から雇用主は従業員にmutuelleを提供するのが義務化されたため加入率は高いです。
Alanですが、結構前に当時働いていたスタートアップで会社のmutuelleを切り替えた事があって、その時に伝統的な保険会社と並んで候補に挙がったのがAlanでした。とにかくAlanはWebのUIの出来が良くてエンジニアを中心に大絶賛だったのですが、提案された保険内容がどちらかというと単身の若い人向けで、結局家族のいる人たちの意向も反映して伝統的な会社のそれに決まるも、もっさりしたUIに愚痴は絶えなかったという(笑)