津波発生「ギリギリだった」、宮城震度5強で気象庁
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今回の地震は、3月20日の地震とほぼ同じメカニズムで発生した地震であり、ちょっと場所が南にずれただけですから、同じタイミングで連動して発生してM7.1の地震となっていても不思議はありませんでした。
2月13日に福島県沖で発生した地震はM7.3でしたが、地震が発生したのはプレート境界ではなくプレート内部の断層によるものでした。それでも20cm程度の津波を観測しています。
プレート境界での地震は海底での地形の変化が大きいと考えられ、より大きな津波を発生させる可能性がありますのでより注意が必要です。今回は速報段階での地震の規模が3月20日よりやや小さかったこと、また3月の地震では津波が観測されなかったことから、今回は津波注意報の発表は見送ったものとみられます。
東北地方で大きな津波をもたらしやすいのは、震源がより浅くおおむね20km以下の深さで、かつマグニチュードが7を超えるような地震となります。よく地震の揺れ方がゆっくりだと危ないということも言われますが、確かにゆっくり揺れる地震は遠くの地震であるということにはなりますが、陸地ではせいぜい震度3程度でも大きな津波が押し寄せたこともあり、揺れの周期や程度から津波があるかどうかを判断するのは危険です。特に海岸近くでは、揺れを感じたらすぐに高台に避難するようにして下さい。実は東日本大震災が起こる時期っていうのはある程度大きな地震が周期的に起こる時期と重なっていたそうで、東北大でセンサーばら撒いたらなんか取れるんじゃね?と思って数年前から観測していたみたいです。当然東日本大震災も観測されており、水圧の変化から大陸プレート側の海底が確か5mほど急上昇している可能性が示唆されたそう。センサー自体はその後に発生した津波で吹き飛ばされたそうですが、理論上で考えられるメカニズムが観測されるのはなかなか珍しいんじゃないかなと思いました。専門ではないので詳しくは知りませんが、、、先日教授のお話を聞いたところ前任の東北大でやっていたとのことでした。論文とかあるなら読んでみたいな、、、
気象庁・束田進也 地震津波監視課長は会見で「津波はおそらくギリギリ、地震の規模からすると起きなかったと考えております」と述べました。