中国主席、インド支援に意欲＝コロナ禍で見舞い電
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日米豪印の連携枠組み「クァッド」を中国包囲網と非難を続けてきた中国は、この４か国の輪のなかで最も弱い部分に見えるインド（中国批判を抑えながらクァッドに参加している）をターゲットに微笑外交を開始した。今年の２月まではインドは中国と競争しながら近隣諸国（バングラデシュ、ミャンマー、ネパール、スリランカ、アフガニスタンなど）に自国内で製造したワクチンを無償提供するワクチン外交を展開していた。しかし、インドでの変異種コロナウイルス感染拡大で、今度はインドが逆に世界から人工呼吸器など医療器具の援助を求める事態になっている。中国にとって長年、不倶戴天の敵だったインドに簡単に無償で援助を提供するのかどうかに注目。
メディア判断基準はなんですか？
中国
支援表明:何かを企んでいる。
支援しない:非人道的な国だから、仕方がない
アメリカ
支援表明:人道的な支援
支援しない:無言
中国は無償を含めて百数十国にワクチンと支援物資を提供しています。
平和を求めている国に対して、覇権を握るアメリカと同調し、偏見、嘘の情報を拡散し、いじめを賛美するような行動はどう思いますか？
インドの状況をは地球上のどの国にとっても、他人事ではない、支援してもしなくても、自由がありますが、何も支援していないにもかかわらず、それを批判、阻害するような言動こそ、非人道的です。反中寄りの記事だとインドへの懸念心配という論調か、アジア太平洋戦略の対抗策という見方をされてると思いますが、それ以前にもともと中露と中印は『右手で握手、左手で殴り合い』という関係なので、これは予想の範疇です。またクアッド云々の前にSCOの枠組みがあるので習近平さんからすれば当然のコメントかと思います。注目すべきはこの数日前に台湾の蔡英文大統領がインドにすでに支援物資を送っていること。まさか合意無しの送り付けとは思えませんから、中国側は批判できずに慌ててコメントを出したものと想定されます。インドのしたたかさと(それだけ切羽詰まった状況なのかもしれませんが)台湾のスピード。日本としては批評する前に何をすべきであったか、議論すらしてないのを反省すべきかと思います。コロナの対応力をインド並みと反省して検討するのはよいですが、それは厚労省管轄で、外務省としては何も動いてないのですからここは失敗としか言えませんね。
