豪華客船「飛鳥2」に感染者 横浜港に緊急寄港へ
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アメリカなど海外ではクルーズは全面禁止されていて、ワクチン接種が進んだら解禁はれるのでは、と見られています。ワクチン接種進んでいないこの国でクルーズが禁止されていないとは少し驚きです。
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元船医です。乾燥しておりウイルスが蔓延しやすい船内ではクラスターが発生しやすいため現在の感染状況では出港自体が厳しいでしょう。出港1週間前にPCR陰性とのことですが時間が経ちすぎています。クルーズ船のお客さんは年配の方が多いため通常以上に感染対策を厳しくする必要があります。なにより、今は出港自体が不可能のはずです。
ダイヤモンド・プリンセス号の印象が強いので、密室性の高い「客船」での感染者発生は心配です。
「ダイヤモンド」では、感染者を船内に留めたため、感染拡大しました。以降、かなりの対策が施されていると思うのですが、今回は船内にとどめるわけにいかず、市中でも感染が広がっていることから、とどめる意味もありませんので、速やかな下船、かつ(濃厚接触者に該当しなくても)慎重な対応が必要だと思います。
それにしても、緊急事態宣言の中、何とか考え直せなかったのかと思いますが、営利を優先せざるを得ない事情があり、法律でも抑えられないのであれば、こうなってしまいますね。大事に至らないことを祈ります。現在、宮城県沖から太平洋を横浜に向け航行中です。
運航会社によると、乗客は全員、出港する1週間前に受けたPCR検査では陰性でしたが、乗船受付時にも検査したところ、1人の感染が確認されたとのことです。
ダイヤモンド・プリンセス号の集団感染から1年超。クルーズ再開にあたり、感染対策は、十分施されているとは思いますが、寄港時の対応は1年前のクルーズでの感染拡大、滞在長期化の教訓がいかされるかどうか。運航会社の対応も問われます。