「ウエハーが足りない」 半導体揺るがすもう一つの影
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ウエハ、どうなっていくか。記事にもあるように、これまで新規投資(グリーンフィールド投資)に保守的だったが、下記の4月17日のSUMCO橋本会長へのインタビューではそれが変わった。
ただ工場を立ち上げるにも時間がかかる。加えてSUMCOも信越もとなったら、一気に量が増える可能性もある。両社ともシェアは重要な一方で値段は崩したくないし、顧客としては供給が増えそうな中であまりに高い値段で長期契約を締結したくはない。ただ、ウエハが調達できなければそもそも作れない。
そうすると、長期契約できる大手半導体メーカーは確保でき、需給がタイトななかで変動しやすい非長期契約が多い規模で劣る半導体メーカーは価格変動でより不利になり、という構造になりつつあるかもしれない?
https://newspicks.com/news/5775219—-quote—-
英オムディアなどによると、世界のウエハー市場シェアの55%を首位の信越と2位のSUMCOが占め、最先端品になるほど寡占傾向は鮮明になる。半導体の性能は回路線幅に左右されるが、最先端の5ナノ(ナノは10億分の1)メートル向けの材料を量産できるのは、現時点でこの2社だけとみられる。4位の独シルトロニックを買収手続き中の3位台湾・環球晶円(グローバルウェーハズ)も、技術では日本勢に水をあけられている。下請けを買い叩き過ぎたツケが出てますね。
SUMCOも信越化学も下請けと言うにはかなり巨大ではありますが。
車の部品メーカーとかもよく買い叩かれて、完成品を消費者に売る企業は原価を抑えてかなりの利益を上げている。
結果そこだけが利益率が高く、他の下請け孫請けになればなるほど利益率は低くなりがち。
株式会社というものが株主に対して利益一辺倒でなければならないのが、win-winという共生する事から遠ざけている気がします。
だからと言って資本主義経済を否定している訳ではありませんが。