NY市、7月1日に「全面再開」へ 市長「トンネルの先に光」
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ワクチンの普及により人々は解放されてきましたが、街中はこの一年のパンデミックに耐えきれなかった空き店舗が多く見られます。規制解除後も、元の賑わいを取り戻すにはもう少し時間がかかりそうですが、これをきっかけに新しい賑わいが街を演出することを楽しみにしています。
この方向性に対しては、楽観と悲観が入り混じります。
現在使用されているワクチンは、既存の変異ウイルスに対しても一定の有効性を維持していると考えられ、変異ウイルスの存在を加味しても、ワクチン接種の広がりはコミュニティの安全性を高めていると考えられるでしょう。
しかし、全米で行われた調査によると、2回接種が必要なワクチンで、一回でも良いと考えている人が一定数いることが示唆されています。これをふまえると、一回目の接種率だけではまだ不安が残ります。
また、ワクチンの有効性がどこまで続くのか、ワクチンが感染伝播をどこまで抑制できるのか、不明確な点も残されており、市長が示すようなベストケースシナリオをたどれるかはまだはっきりとは分かりません。
ただ、イスラエルの先行事例が希望を与えてくれているとも言えるでしょう。ベストケースシナリオを辿れる可能性も多分に残されています。
いずれにせよ、検査の陽性者数、陽性率、入院患者数は規制緩和にも関わらず減少の一途を辿っており、マンハッタンの1日の陽性者数はついに100人代にまで減じました。
今後も慎重な観察が必要なものの、独立記念日前の「正常化」に向けて、希望が持てる状況だとは言えるでしょう。
引用文献: https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMp2104527独立記念日は家族で過ごせる様に、とワクチン接種を進めたバイデン大統領の実行力の結果。減ったとはいえ2000人(日経の記事だと1500人となってます。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN295E30Z20C21A4000000/)という数値は時期尚早ではと思ってしまいますが、独立記念日の7月までに向けて摂取がさらに進めていくことが期待できます。
Broadwayは人数を絞ってのテスト公演が開始され、10月を目処に本格再開とアナウンスしていましたが、これは早く再開となりそうですね。