フェイスブック、第1四半期売上高は予想上回る 年内に大幅減速も
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主な要因の一つは、ダイレクトマーケティングだろう。ダイレクトマーケティングとは、広告やメディアを通して企業が顧客と直接つながり、購入な問い合わせなどの具体的なアクションを促し、その反応をデータとして計測するマーケティング手法だ。デジタル広告は、費用対効果をデータで計測しやすくPDCAを回しやすいためとても相性がよいと言えるだろう。Facebookは、データを用いてユーザーへの効果的な広告を出すための工夫を常に行っているため。広告の平均単価が前年同期比で30%上昇し、配信数も12%増加した結果になった。
次の要因は、マーケットプレイスが好調なところだ。マーケットプレイスとは、個人間のコマースを促進するプラットフォームのことで、ユーザー数がカギとなる。デイリー・アクティブ・ユーザー数 (DAU)は、前年比8%増の18.8億人、マンスリー・アクティブ・ユーザー数(MAU)は、前年比10%増の28.5億人であり、内マンスリーマーケットプレイスユーザーは10億人だった。また、Facebookが保有しているアプリが、Messenger、WhatsApp、Instagram等があり、合計のユーザー数が34.5億人を超えているのが現状だ。まさに、世界一使用されているSNSだと言える。
上記の要因により、今期の成績が好調だったFacebookだが、今後の予想は減速傾向にあるとも言われている。
主な要因は大きく2つだ。1) 長期化に渡るパンデミックの影響、2) 規制問題。特に、規制問題の影響が大きく反映されると言われている。最も注目すべき点は、AppleがiOS 14でプライバシーに関する変更を行ったことで、iPhoneおよびiPadユーザー向けの広告をパーソナライズすることが難しくなったことだ。このiOS 14の変更は、第2四半期からFacebookの広告ターゲティングに影響を与え始める予定のため、Q3とQ4が減速傾向になる予想だ。
今期の結果は、世界一のSNS運営企業の名のとおり好調だったと言える。しかし、ある種パンデミックよりも影響が大きいであろう規制問題をどう対応していくか、SNSの存在意義と価値、そしてCEOマークザッカーバーグ氏の経営手腕が改めて問われるだろ。
注目のコメント
サードパーティトラッキングの規制をしたiOS14.5のリリースは4月27,28日だったので、徐々に影響が出てきます。個人的に管理しているアカウントでは配信可能ターゲット数の減少など少し影響を感じています。
それでも全然株価落ちてませんね。足元の決算は好調ですが大丈夫かな?売上にモロに影響出るはずですよfacebookアカウント紐付けが必須なのが嫌だったのですが、
オキュラスクエスト2を購入してしまいました。
普通のVRは首振りだけですが、クエストは空間内を歩き回れるのが特徴で、身体の動きをセンサーとコントローラーで検知して、驚くほどのリアルなインタラクションが楽しめました。
ボールを投げる、アバターと手をつなぐ、紙飛行機を飛ばすなどが、自分の動作に対する反応として立ち現れてきます。
やはり、人がのめり込むUXの鍵はインタラクションだと思います。
何よりも、ゲームという伝染性の強い媒体と相性がいいため、今後、facebookを中心としたエコシステムが作られる未来が想像できてしまいました。
N高がオキュラスでVR教育を始めていますが、あそこまでできれば、普通に学校に通う以上の体験も可能だと思います。
が、
心配なのはやはりfacebookの個人情報の取り扱いです。
個人の判断に委ねるアップルの措置は健全だと思いますが、端末で稼ぐわけではないfacebookにとっては受け入れ難いものだと思います。
暗号資産への参入も報道されていますが、
包囲網が完成する前に自前のエコシステムを何としても構築したいfacebookの思惑が見えますし、実際、凄まじい嗅覚だと感じます。この規模にして、この成長率。更にまだ、マネタイズしていないプラットフォームが多くある。PERも30%あたりでお買い得。世界でもっとも給料の高い会社にどう人材獲得で勝つか。ビジョンのあるスタートアップくらいしか、その勝負には勝てなそう。