変異株は細胞に結びつく力が強い スパコン「富岳」が分析
産経ニュース
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医薬品の開発でも、コンピューターでの計算を使って分子レベルの働き(反応)を予想し、あらかじめ効果が高そうな医薬品候補のスクリーニングや設計する技術が使われることがありますが、そういった技術を新型コロナウイルスの分析に応用したものだと思われます。
くっつく側(鍵)とくっつかれる側(鍵穴)双方の蛋白質の立体構造を解析し、形状や分子同士の引き合う力などで、南アフリカ変異株「E484K」を分析したところ、細胞にくっつく力が構造的に強いと分析できたそうで、興味深い結果です。
ウイルスの感染力に関しては、ウイルス自体が細胞にくっつく力のほか、ウイルスが中和抗体から逃げる力(免疫逃避)も複雑に絡んでくるようですし、一方が高まれば他方が低くなるような場合もあるようですから、単一のモデルによるシミュレーション通りにならないこともあると思われますが、医薬品の開発に応用できる可能性があります。いわゆる多体問題と言われる問題で、解析的に解くことは非常に困難とされています。そのようなときにはコンピュータシミュレーションが多いに力を発揮します。どの様にモデル化をするかも鍵になります。
多体問題
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E4%BD%93%E5%95%8F%E9%A1%8C個人的には現時点で存在しない
より結合力が高まる変異を
特定できると言うところが
とても気になりました。
数が限られるのであれば、
ワクチンや抗体医薬などの
開発に役立てられると良いですね。