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ウーヴンシティのキーワードの一つに「人間中心」があります。
これを掲げるのは、機織り機の自動化(=自働化)に端を発して始まり、その後、四世代に渡るトヨタの歴史という文脈では違和感はありませんが、現代の環境負荷の軽減や環境と共存するという文脈では大変違和感を覚えます。

TeslaやAppleであれば、富士山麓の広大な敷地に巨大なソーラープラントと蓄電施設を建設し、カーボンニュートラルに向けて投資をすると思いますが、トヨタ社長は国のカーボンニュートラル施策に苦言を呈するだけで、トヨタ社としてカーボンニュートラルに積極的に投資をして成果を出しているという話は聞こえてきません。

以前、トヨタ社長は1代目〜3代目までの歴代社長がそれぞれ特筆に値する新しいビジネスを生み出し、世の中を変えた、私も何か成し遂げなければいけないという話の中でウーヴンシティを始めると仰っており、恐らく他社がやっていないことをやらなければいけないとお感じになって始めたのだとは思います。

ただ、トヨタに今必要なのは、何処もやっていない目新しい何かではなく、他国に比べて大きく遅れをとった自動車のOSの刷新やハードウェアをソフトウェア的に考えて扱う思想(例 フルスペックの自動車のみを製造し、ソフトウェアで機能を制限し、追加購入でいつでもフルスペック化出来るTeslaの仕組み)の取り入れ、そして、多く人にとってはただのルーティンワークである運転という使役から人間を開放する本格的な自動運転の実装(昨日、リフトから丁度自動運転部門を購入したと発表がありました)に他なりません。

どの領域も既に他社は色々と市場に投入して試行錯誤をし、Teslaなどは軌道に乗っているので、今から始めるのは周回遅れなタイミングであり、その結果がTeslaに時価総額ベースで3倍も遅れをとっている要因の一つです。
その他のビジネスポートフォリオの広さによる要因については下記で解説しているので気になる方は是非ご覧ください。

【10分解説】テスラ | 株価が跳ね上がり続ける理由は何か? https://youtu.be/cN-xgrd_85k

日本の基幹産業を背負う会社として、出荷台数が世界一などという20世紀的な威厳は捨て去って、10年後、20年後に生き乗れるよう、大きく自己変革する必要があると思っています。
我々の日常の中に車が近くなるイメージですね。もはや車は、モビリティでさえなく、自立型ロボットサービスになっていくような気がします。人々の日常のあらゆるところで車との接点が増えると、車自体がデータ収集用のセンサーとなり、サービス提供用のロボットとなります。車がどんな役割を実現できるかは、もはやサービスの一部に過ぎないかもしれません。人々と共に生きるロボットという昔からの構想。そのもっとも現実的な答えは自動運転車なのかもしれません。
日本最大手の自動車メーカー、世界でもトップクラス。傘下に日野・ダイハツを有し、SUBARU・マツダ・スズキとも業務資本提携。HV技術をベースにPHV、FCV、EVを展開。北米を中心にレクサスの販売も。
時価総額
62.9 兆円

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