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今回、スタートアップ調査会社「ITオレンジ」の文CEOにご紹介いただいたのは、「動画配信をデートアプリ、お見合いアプリにぶちこんだらどうなるのか」の成功例。
トライ&エラーを繰り返した結果、いきついたのは、「お見合いをデジタルでアップデート」という言葉から受ける印象とは真逆となる“デジタル仲人”の採用でした。
ほんまかいなという不思議エピソードの影に、「なるほど、こういうふうにアイディアを転がすべきなのか」という気づきが込められているお話でした。
泥臭さが介在する」モデルも各分野で出てきていますね
・(本記事)お見合い: 仲人役がライブでサポート
・①教育: 中国では塾の授業はDual方式が主流に
-「有名教師による一斉オンライン配信」×
「チューター役として教室で各教師がフォロー」
・②ショート動画: 属人的関係をマネタイズに繋げる
-「地方」×「属人的関係」×「投げ銭/EC」(快手)
が「アルゴリズム」×「広告」(Tiktok)の対抗軸に
・③コミュニティコマース: 購買を焚き付ける団長役
・④保険: 対面営業を助ける保険テック
-レゴブロック型での商品開発とともに、保険の
おじさんおばさんをデジタル武装させる企業が成長
・⑤物流: ヒトとの協働
-物流倉庫の完全自動化(AGV)
→ ヒトと協働するロボット(AMR)
②③④あたりは、別の特集記事(Weekly チャイナや
快手の上場特集)でも、紹介された部分がありますが、
一段抽象化してみるとつながって見えますね
国による違いはあるかと思いますが、デジタルとヒトの
境目の最適化を高速に仮説検証するこうした各業界の
中国ベンチャーから参考になる部分も多いと思います
今回も面白い記事をありがとうございます
(色々とアタマが刺激されました!)
ちょうど先日、日本初のフリマアプリ「フリル」(楽天に買収されて現在はラクマになっている)を作られた堀井さんの下記noteが印象に残っている。先行したなかでメルカリとの差は何だったのか(今でもそこを考えらえていて、こうやって記事にされること、本当に尊敬する)。そこに下記のような言及があり重なる部分があった。
ネットは、物理的には都市も田舎も関係ない。そのなかで広く使われるのはユーザーに現実として感じられるメリットがあるから。
https://note.com/horishou/n/n0fe9631460b2
『我々以上に大規模な資金調達と大きな赤字を許容し、TVCMでは東京の意識高い系の人々だけでなく「地方マイルドヤンキー層・貧困層」などに波及し、PCを持っていない中高生やお小遣い稼ぎの専業主婦などをアクティブ層として取り込んだのも急成長の原動力だったはずです。(中略)プロダクトを創る上でN1を観るようにはしていたつもりでしたが、初めてマスに届いたプロダクトを運営する中で、我々が住んでいる世界こそがイレギュラーであり、フリマアプリを使っている層がマジョリティーなんだという感覚を認識し直すようにもなりました。』
それにしても、このお見合いリアリティショーアプリが他の国でもヒットするのか、とても興味があります。
100ページの資料より1回の体験。
これがVUCA時代に顧客ニーズを先取りするための考え方です。
「イードゥイはテキスト、音声、動画などさまざまな手法を試しました。」
ここは重要なポイントですね。一つの手法を試すのではなく、あらゆる手法で模索してみる。
MECEな論点整理と「Think Different, Later(やってから考える)」の繰り返しです。
『この「動画配信+お見合い&仲人」のモデルは、多くの企業が模倣しています。
テクノロジーが社会を、業界を、ビジネスを変える。この大きな趨勢は世界共通のものです。ただ、どこにどのようなニーズが潜んでいるのかは、頭でっかちでは見つけられません。
インターネット思考にせよ、AIにせよ、あるいは動画配信にせよ、自分事として考え、自分が熟知する業界に突っ込んでみる。そのトライ&エラーから真のニーズを発見する。
私たちを驚かせるような、新ビジネスはこうした泥臭いチャレンジから生まれてくるのではないでしょうか。』
〜+という捉え方は、様々な領域にニーズある事を把握しなきゃいけないし、バイアスで物事を見てはいけない。
これはアジャイルに顧客の声を取り入れて進化したならではのサービスですね。いきなりこのアイデアには行きつかない。
仲人は半分ボランティアでやっていると言うのも面白いです。
恐らく"やりがい"を提供できているからこそなのでしょう。