アップル、米国での投資を今後5年で20%拡大へ-4300億ドル規模に
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Appleの年間研究開発費は全世界で1兆円台なのに、何で今後5年の米国投資だけで46兆円なんだと思い原典に当たったら、米国サプライヤーからの購入、データセンター投資、Apple TV+の制作などによる雇用増加など全部入りだった。たしかに凄い規模なんだけど、次世代シリコン開発や5Gに紐付けるのは盛ってる感ある。
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原典:Appleのプレスリリース
https://www.apple.com/newsroom/2021/04/apple-commits-430-billion-in-us-investments-over-five-years/次世代シリコン開発に加え、国内で2万人の雇用を生み出し、投資の一部はノースカロライナ州で設立する新社屋(キャンパス)に充当する計画。
次世代シリコン??と思いましたので、まずはシリコンから。
・ありふれた元素で安価
・高純度で大きな結晶を得るための技術が早くから開発された
・狙った通りの伝導型にりできる
・安定した絶縁体
上記理由で半導体に多く使われている材質である。
https://jp.quora.com/ICチップがシリコンでできているのはなぜですか
次に次世代シリコン。
シリコンを材料としたパワーデバイスは性能の限界値に近いとされ、今後の大幅な性能向上は望み薄。
そこで、電気特性に優れ、格段に高い電圧や周波数で動作する半導体材料のことで、シリコンカーバイド(SiC)や窒化ガリウム(GaN)が実用化段階を迎えている。
https://www.phileweb.com/sp/review/column/202009/29/1136.html
次世代シリコンとは、要はシリコンで述べた4つの特徴を上回り、半導体の性能を高めるものということでしょうか。大隈さんのリンクがありがたい!
米国サプライヤーといっても、例えばQualcommから買っている5G用チップは、おそらく既存の3500億ドルにも今後4300億ドルにも入っていて、でも製造は台湾のTSMCというもの。実際の付加価値がこれだけ米国で生まれるわけではない。
でも、米国への投資をという方針に対して、こういうアピールがどんどん増えていく。そしてこういうアピールができるようになるために、同じものであれば米国に工場がある企業がより選好されていく。一方、それは技術移転も含むものなので、何をどこで作るかという拠点戦略でプラマイ両方ある。技術だけでなく、為替影響をドルで中立化するかといった点も含めた考慮も引き続きある。