新型コロナ 国内の死者1万人超える 約80%は去年12月以降死亡
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高齢者だから亡くなって良いということは絶対あり得ない。
誰だって死んだら悲しい。
逆に、死んでも悲しくない年齢なんてあるのだろうか。
別の言い方をすれば、何歳まで生き長らえれば私たちは満足するのだろうか?
長生きが盲目的に美徳とされ、人類はあらゆる資源を注ぎ込んで、その寿命を延ばしてきたわけだけど、その闘いに終わりはあるのだろうか。
人類の寿命を延ばすために、今多くの人たちがあらゆる活動を停止させられ、仕事や収入を失い、大切な人たちとの交流や人生の楽しみを犠牲にひたすら我慢を強いられている。
ひたすら一つでも多くの命を落とさないために。
私たちは何に知恵とエネルギーを注ぐべきなのか、考えさせられる。
——
年代別の亡くなった人
10代以下は0%、
20代は0.04%、
30代が0.17%、
40代が0.72%、
50代が2.30%、
60代が7.33%、
70代が23.29%、
80代が43.10%、
90代以上が23.07%と
(80代以上の高齢者が全体のおよそ3分の2)
注目のコメント
累計1万人の死者はどこかのタイミングで来てしまうのは避けられないけど、問題は重症者の数が第3波のピークも超えて最悪となってしまいそうなこと。医療リソース益々逼迫するし、重症者ピークアウトしてもその数週間後まで死者が出るペースも上がり続けてしまう
「死者1万人超える」と聞くとドキリとしますが、WHOが集計する4月19日現在の死者の累計は、一時は欧州最悪の状態を経験した英国と比べると、以下の通りです。英国の人口が日本の半分程度であることを考えると、日本の死者数が如何に少ないかが分かります。
英国 127,417人
日本 9,913人
人の命は地球より重い、と考えれば新型コロナウイルスなかりせば亡くならずに済んだ人が1万人も命を落とすのは確かに深刻なことですが、病気を得たらコロナでなくとも死亡リスクの高い70歳以上の高齢者が全体の9割を占め、残りの多くも同じくリスクの高い基礎疾患のある人たちで、死者が10万人に達することもある毎年の肺炎球菌と比べれば死亡者もごく僅かと冷静に捉えれば、健常な学び盛り、働き盛りの人たちに死亡リスクが殆どないことも、少なくともこれまでのところ事実かと思います。
ちなみに、死亡者累計のうち今年に入って亡くなった人数の割合は
英国 41%
日本 65%
今年に入って亡くなった人のうち、4月に入って亡くなった人の割合は
英国 1%
日本 11%
です。全病床の約30%を新型コロナウイルスに充て、先進国最速のペースでワクチン接種を進めた英国が、実に見事に死者数を減らして来たことが分かります。片や日本は、記事にある通り今年に入っての死者が累計の半数を占め、4月初めから4月19日までの死者数が今年に入っての死者の11%を占める状態で、更に悪化する懸念もありそうです。
このウイルス、呼吸を確保し免疫暴走を抑えることが出来なければ致死率が各段に上がることは、これまでの報道ではっきりしています。そしてワクチン接種がゲームチェンジャになることも明らかです。
病床の僅か3~4%程度しか未だに新型コロナウイルス用に供出されず、ワクチン接種も先進国どころか新興国と比べても大きく見劣りする我が国で感染が拡大すれば、そりゃ死者も増えるでしょう。罹患したら面倒見て貰えず死ぬよ、と脅されれば仕事と生活を犠牲にしてでも自粛要請に従うしかないですが、立派な先進国であるはずの我が国でどうしてこうしたことが起きるのか。本当に寂しい限りです (*_*)