JAL、春秋航空日本を子会社化へ コロナ後の需要見据え
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コロナが終息し国を跨いだ移動が以前の状態に戻れば、多くの中国人が再び日本を訪れると考えています。
2019年の訪日中国人は、前年比14.5%増の959万人。コロナ前は多くの中国人観光客が我が国を訪れていました。
一度来日すると、日本の魅力にハマり、何度もリピートする人が増えました。私の周りでも、一年で2~3回来日し地方各地を回っている友人もいました。日本が好きな人は多いんですね。
今北京では日本食ブームです。「●●横丁」的な日本レストランが集まる場所も増え、どこも中国人で溢れかえっています。日本に行けない中国人が、「日本的なもの」を求めて集まっているのだと思います。
このポテンシャルは将来必ず爆発するでしょう。その日のためにしっかり準備をしておくことは大切だと思います。
注目のコメント
いずれ需要が戻ると分かっていてもそこまで持たなければスタートラインに立てないし、コロナ禍を切り抜けたとしても次の手がなければ復活はできない。
サバイバルのために資金を繋ぐこととリバイバルのための打ち手と、両方同時にやれないと未来がない。ということをすごく感じる事案です。この中国LCCの子会社化というのをどの切り口から考えるか、が面白そうです。
単純なコロナ後の需要回復ではなく、当面は国際線であっても長距離移動は制限されるという見立てであれば、東アジアや東南アジア等から衛生環境もよい日本を観光地に選ぶことが当面増える、とかでしょうか。
実は個人的にはややネガティブです。
JALの(今は再考中の)中計を見ると、非旅客への強化が謳われています。先日決算出したANAと同じですね。
9.11、新型肺炎、3.11など観光はとかく外的環境の影響を受けがちで、事業ポートフォリオの分散の必要性が常に言われています。
とある観光で有名な市からも地方創生の文民で似た相談を受けています。観光業そのものも高齢化しており、市として別の産業を興していきたいと。
JALの限られた資金の配分や、事業全体のポートフォリオの観点から、LCC子会社化をどう評価するべきか。
未来をどう見据えた経営を行うのか。
結論は少し時間を持って見守りたいと思います。昨年の公募増資の際に、ジェットスター・ジャパンと春秋航空日本向けの投融資に100億円を充当すると説明しており、出資は予定されていたこと。JALと春秋航空は機材整備委託でかねてより連携している。
JAL系統のブランドは、ZIPAIR Tokyo(主に海外LCC、短~中長距離)、春秋航空(主に短距離LCC、中国路線メイン)、ジェットスター・ジャパン(主に国内LCC)。
■参考資料
・JAL_公募増資のプレスリリース(2020.11.06)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9201/tdnet/1899435/00.pdf
・JAL_FY20Q3決算説明資料 p.20にLCCの戦略に関する記述あり
https://www.jal.com/ja/investor/library/results_briefing/pdf/fy2020q3_0131ja.pdf
*4月25日22:14 誤字修正のため再Pick