狙われた富裕層特権 強まるファミリーオフィス規制論
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日本ではあまり馴染みがないファミリーオフィスですが、
インドのVC投資では、ファンドへのLP出資者として、存在感があります。
かくいう私も、2015年にインド投資を開始前は、
都市伝説のように聞いたことはあっても、
その実態はよくわかっていませんでした。
注目のコメント
なかなか日本ではピンとこない規模なのですが、日本の規制はどうなってるんだろう?
"銀行がファミリーオフィス向けに、借金で投資規模を膨らませるためのレバレッジ(テコの原理)資金を融資できるようになった"ファミリーのお金を運用して次世代へ繋げるファミリーオフィスは、資産を増やすことよりも資産を守ることをプリンシパルとして運用し、損失が出た場合はファミリーが損をするだけで一般投資家が損をするわけではないので、投資関連の登録・ライセンスを免除されています。
シンガポールも米国等と同じでファミリーオフィスの場合は、投資顧問業、投資助言業等のライセンスが免除されています。また、一定の要件を満たす場合は、金融庁との交渉後に税務免除を受けることも可能です。
シングルファミリーオフィスはスタートアップの資金の担い手にもなっていて、友人の起業家はVCではなくファミリーオフィスから投資を受けました。VCのようにファンドの償還期限がないので成長やエクジットを急かされなくてよいとのことです(これはファミリーによりけりだと思います)。
ファミリーオフィスを作れば儲かるのか、というと必ずしもそうではなくて、昨年は株価は右肩上がりでしたが、新興国の為替下落による損失を受けたファミリーオフィスが多かった印象です。あと、日本人は買わなくてよい高額保険を購入して結果として損している印象があります。
以下はファミリーオフィスや富裕層ではない、一個人の感想です。今年、私はIFAを中華系シンガポール人からスイス人に変更しました。手数料が高いので彼らが売りたい保険をプッシュされることに嫌気がさして変更したのですが、勧められるポートフォリオががらりと変わりました。自分がお金をどうしたいのか、適切なアドバイザーを選べているのかと定期的に考えることが大切だと思いました。アルケゴスはファミリーオフィスの中では例外的な存在なのでは?一般的なシングルファミリーオフィスを規制するというのはどうかと思います。
アルケゴス問題で見直されるべきなのは金融機関のリスク管理のような気がしますが。