中国外相、権威主義扱いと米批判=「民主はコーラでない」
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王毅国務委員兼外相は米国シンクタンクのオンライン会合で絶妙の話術を披露した。「民主とは、米国で原液を生産して全世界同じ味になるコカ・コーラではない」と語り、中国は国情に合った「社会主義民主政治」を実行していると述べ、「米国は中国が選択した道や制度を尊重するよう望む」と述べた。「米国は多様性を拒否し、中国は多様性を尊重している」との中国の主張を、世界で愛されているコーラを例にあげて説明したもの。
しかし、何が「中国の国情」であるのかを決めるは中国。世界が「中国の唯我独尊。それはあんまりだ」と思うことを「中国の国情だから介入しないでほしい」と言い続けることができる論理。南シナ海、人権問題、尖閣諸島、海底資源・・・。一見正しそうですが詭弁でしかありません。
烏龍茶をこれが中国式のコカ・コーラなのだと言い張り、周りからそれは違うだろ、と言われているだけのことです。
僕も必ずしもアメリカの言う民主主義だけが正義だとは思いませんが、中国共産党が権威主義、専制であることは外から見たら疑いようがないんですよね。
まずは言論の自由を保障してから出直してください。意味がわからなくて何度も読み返しましたが、中国は権威主義ではなく民主主義の国である、民主主義にはグラデーションがある、ということなんでしょうね。総論としては賛成ですが、権威主義ってそんなに悪いものなのでしょうか? いま観ている三国志ドラマでは、劉備は天意と民心双方を気にしています。民主主義と権威主義のハイブリッドも不可能ではないと思いますが。それこそ衆愚政治みたいなこともありますし↓
「民主の形式が米国と異なるだけで、中国に『権威』『専制』のレッテルを貼るのは民主的な態度ではない」