米マップボックス、ソフトバンクGのSPACとの合併検討=報道
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ソフトバンクにとってSPACは完全に新たな打出の小槌ですね。ファンド事業にとって最大の懸念が時間を加速できないところ。投資してから回収まで時間がかかるし、未実現利益を取り込むのにも時間がかかる。そして新たなファンド設立もそのトラックレコードを待つ必要がある。
SPACによってファンドビジネスの常識が変わっていく。このことを孫さんも明確に理解しているはずだろうから、SPACによりファンド事業の回転速度を加速度的に増していく。
「ファンド規模 x 回転速度」
リターンが出るのが当然大前提だが、機関投資家のお金がロングオンリーだけではなくヘッジファンドにも流れてきたように、規模と速度は投資家にとって最も魅力的である。
SPACがこじ開けようとしている扉は思った以上に大きい可能性が高い。Mapboxは2017年にビジョンファンドが投資、同時に出資したPetuumと併せて2.5億ドルの投資(①)。②記事が面白く、元はアフガニスタンの選挙地図から始まった技術で、またそこでソフトバンクG投資時のバリュエーションは7億ドルとあるので、本記事のように20億ドルとなれば3倍。
現在は自動運転やライドシェアに注力(③)、LyftやTeslaでも利用され、日本ではゼンリンと提携(④)。
①https://newspicks.com/news/2549181
②https://newspicks.com/news/3021505
③https://newspicks.com/news/3186671
④https://newspicks.com/news/3765093マップボックス、あまり知られていませんが、Googleマップに代わる地図サービスとして、徐々に存在感を示し始めています。
日本参入については、2017年にソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資を受け、2020年にはソフトバンクとの合弁会社「Mapbox Japan」を設立するなど、日本での事業を本格化させています。
また、近年はソフトバンク傘下のYahoo! JAPANも、同社のマップサービスYahoo! Mapの地図表示にMapboxを採用しているようです。