【対談】イノベーションは人類を幸福にするか
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「イノベーション」の目的として、幸福に焦点があたっていない限り、イノベーションが人類を幸福にするかどうかはケースバイケースになりますよね。
例えば、ここ20年で生活を大きく変化させ、大きく経済に貢献しているスマートフォンは時代を象徴するイノベーションです。
幸福の観点では、生活をより便利に快適にしている側面と、例えばみんなで集まって食事する際も使用を続けるといった中毒的な使用によって、現実の人間関係を損なうといった負の側面もあります。
幸福は多義的、多面的ではありますが、これまでの研究から「あたたかい人間関係」が、我々の感じる幸福の大きな割合を占めていることがわかっています。
「あたたかい人間関係」が促進されるイノベーションであれば、人類を幸福にできるはずです。私も楽観主義です。
でなければ、旅行業で起業して一年目でコロナ禍に直撃し、もうとっくに心折れていたでしょう。
少子化について分析したことはないのですが、私が子どもの頃よりは、明らかに多くの情報にふれ、子どもたちなりに色んな議論しているのを見ると、知能レベルは底上がってるなとは感じ、子どもが少なくなっている効果と指摘されると、そうなのかもしれません。モノの見方次第ですかね。
未来は明るい。
そう思うと、新しいアイディアも、生きる活力も出てきます。
今日も張り切っていきましょう!マット・リドレー対談の後編のテーマは、イノベーションと幸福について。人類の生活は、さまざまなイノベーションによって、かつてもより豊かで、安全になってきていると私も思っています。そしてこれからも。
という楽観主義を基本に置いているものの、仕事柄、どうしても悲観的なものの見方をする部分もあり、リドレーさんの指摘は痛いところを突かれた思いです。