【解説】なぜ永守は「日本電産CEO」を譲ったのか?
コメント
選択しているユーザー
永守さんが日本の最後の大物経営者にならないことを祈ってます。いまのところ大企業で一人も思い浮かばない。
この人以外の強い日本企業は経営者が優れているより宗教団体的にタフ。ただ宗教団体では時代の変化についていくのは難しい。
日本電産もEVの波は10年乗れますが、次の過渡期に永守さんの不在が惜しまれることになろう。
注目のコメント
CEOを譲る×関氏就任で、株価が急落しましたが、多くの投資家からしたら様子見したいのかな。学術分野では、創業家CEOが、どんな人と交代するかで、その後の業績との関係性が研究されています。
驚きなのは、非創業家系へ譲ると平均的にはROAが下がるとする研究も存在します(創業者が経営陣に残る場合、大株にいるだけの場合でも結果は違う)。理由は、創業者が作ってきたものを守りたいがために、守りの経営に入る傾向が強いからと。
関氏に至っては、そんなこともありえないと永守氏が推したと推測されますし、今後が楽しみですね。
ちなみに、後継ぎは、創業者がえいやでは決められず、上場企業なので取締役会&株主総会で審議したうえできまります。名目は。Appleクック、MSナデラ、alphabetピチャイ、Amazonジャシー 皆その会社で十年、二十年勤め上げ会社を愛し愛され満を持してトップのバトンを引き継いでいる。なぜ日本だとそれが難しいのだろうか。孫永守柳井、歴史に名を残す名経営者だがいずれも後継に失敗している。
これまでも社長の座は譲ったことはあっても、CEOは永守さんだった。あくまでも最終意思決定者は自分だ、ということだったのだろう。
だが、今回はそのCEOの座を譲った。この意味は大きい。品定めの時期は終わった、ということだろう。
文字通り、会長として見守るということではないか。