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罪悪感が出てきたからね。
アルミはリサイクル率やCAN TO CAN(アルミ缶へ戻る)率は高いですが、ポイ捨てされれば環境中に長期間残りますので、当然、適切な回収と循環を前提にして使用する必要があります。
LCA手法(資源採取、生産、流通、消費、廃棄リサイクル全体における環境負荷の評価)による容器間比較報告書によると、原料採掘から考慮する場合、アルミ缶は製造時のCO2排出量がペットボトルよりも多く、一方で輸送廃棄に係るCO2排出量が比較的少ないため、トータルではアルミ缶のほうがペットボトルよりもCO2排出が多いという結果となっています。
ボーキサイトからアルミ缶をつくる際のエネルギーと比較すると、使用済みアルミ缶を循環させる際場合は97%のエネルギー節約になるため、リサイクル材を使用したアルミ缶の利用を前提に普及させることが求められるでしょう(すでに、かなりの割合のアルミ缶にリサイクル材が使われていますが)。
二酸化炭素(CO2)を排出しない電力で製造するグリーン・アルミが最近話題となっていますが、生産時の環境負荷を極限まで減らすこと、または脱炭素とすることも、今後のアルミ缶の課題です。
アルミは、商品の容器などにも使用しており、これからますます求められる素材だと思います。
最近強く思うのは、企業をはじめ私たちも日々の生活において、些細なことでもサステイナブルな努力が、地球を救うことに繋がると思います。
やれプラから紙だとか、ペットからアルミだとか。
本来そこじゃ無いと思うんですが。
心配になります。
*参考資料:コスト試算 - 経済産業省https://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/data/research/h16fy/model16-2_5.pdf