なぜUber配車サービスは日本で失敗したのか?
Coral Capital
199Picks
コメント
注目のコメント
バスケットシューズの代表格であるエアジョーダンシリーズの最初のエアジョーダンワンが、当時白以外の靴を禁止していたNBAのルールに抵触した話を思い出しました。
靴を履くたびに罰金5000ドルがかけられたそうですが、ナイキは、それを逆手に取ってたプロモーションを行うために、その罰金を払い続けてジョーダンにエアジョーダンを履き続けてもらったそうです。
NBAが禁止していたとしても、履くことを止めることができないと言う反骨精神を表したこのプロモーションは大成功し、現在のエアジョーダンシリーズの礎となっています。
日本では一度ルールが作られると、それが絶対のものとして考えられすぎる傾向があるように感じます。
おそらくルールに反することが、そのまま倫理に反することだと捉えられているからではないでしょうか。
罰金を考慮した損得で物事を考えるのではなく、世間様の目がどう思うかという点を優先しているのだと思います。
空気を読むという点が有効に機能する部分もあり、日本の治安の良さはそこに依っているのだと思いますが、パラダイムシフトを実現させるには常に困難がつきまとうように思います。配車サービスとしてのUber Japanは、なぜ日本市場で立ち上げに失敗したのでしょうか? この問い対する答えには、今の日本のスタートアップ・エコシステムにおける重要なテーマが潜んでいる―、ということでCoralの西村が、技術革新の「社会実装」をテーマに記事を書きました。記事内で紹介している「未来を実装する」という著書には、過去200年以上にわたって起こった5つの技術革新の社会実装の経緯が書かれていて、それも参考になります。