EU、初のAI規制案 公共空間の顔認証「原則禁止」
時事ドットコム
559Picks
コメント
注目のコメント
2001年の同時多発テロ以降、欧米ではとにかく人権よりもテロ対策が最優先されてきたが、それも一段落付き、今後は人権や個人情報重視の方に振り子が戻るのだろう。ただし今後も中国は国民の顔データを収集し続けるようなので、顔認証等の技術は中国が独占していく可能性はある。
EUのAI規制案によると、顔認証をはじめとする生体認証技術は、公共空間における警察などによる法執行目的での利用を原則禁止するとのこと。テロを初めとする犯罪の未然防止対策を実施するとき、マイナスになることはないのか心配になる。人権を保護することは重要だけど、同時に大規模なテロを大都市の混雑にまぎれて準備するグループを事前に発見する上では有効なのだから。
この問題でいつも思い出すのは、AIの人格や人権です。
人工知能が発達し、将来人間がコントロール出来ない状態に陥り“暴走”したりしないか… 日本の人工知能学会の倫理委員会が、AIの倫理指針を2017年にまとめています。
http://ai-elsi.org/report/ethical_guidlines
最後の項目に「(人工知能への倫理遵守の要請)人工知能が社会の構成員またはそれに準じるものとなるためには、上に定めた人工知能学会員と同等に倫理指針を遵守できなければならない」とあります。
AIが、“社会の構成員”となる日は、近付いているのだと思います。