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10〜20年前は、日本は「ハイテク(この言葉もあまり使われなくなりました)」のイメージでしたが、インターネット世代による日本のイメージは大きく変わりつつあります。

海外のオーディエンスがが、日本の80年代になぜか自分を投影しているというのはとても興味深い現象です。

この変遷に気づいている日本のエンタメ産業は少ない、というパトリック氏による解説を是非ご一読ください。
最近の日本の音楽はどれも単調で特徴もなくて華やかさにも欠けるなあと感じていたのですが、なんと、そのだるさこそが魅力と受け取られていたとは! ありふれた日常の退屈でだるくてメランコリックな空気に安らぎを見出し、そこに日本の良さを見る時代の感性。衝撃の指摘でした。
マイケルジャクソンが映画並のお金をかけスリラーのPVを作って以降、米国音楽はMTVと共に発展しました。そしてチャートを席捲するのはレディガガに顕著なPV映えする味付けの濃い曲。現在の韓国音楽もアメリカ直系の「味付けの濃さ」が特徴です。

一方の日本。文学でも私小説が隆盛を極めたように半径5mの日常を唄った薄味の私小説的な音楽が相対的に多いような気がします。くるりの奏でる音楽は観光都市としての京都ではなく学生街としての京都を感じる的な。そんな何気ない日常をポップに、それでいてサラッと品良く歌う日本のシティポップはMTVの濃い目の味付けに疲れた時、BGMとしてはむしろ外国人にとっても聴きやすいものなのかもしれないですね。
2020年自分がSpotifyで一番聴いたジャンルランキングでは 1. J-pop 2. K-pop 3. Lo-Fi でした。コロナで家になんとなく過ごす時間が増え、そんなときに役立つのがLo-Fiプレイリスト。Lo-Fiとコーヒーと窓からさす日光でなんだかおしゃれなカフェで仕事しているかのように錯覚してしまう→仕事はかどる、という現象を利用していました(笑)

ミスチルやB'zのような分かりやすいスター選手がおらず、ムキにならず肩の力抜いていこうよ、みたいな音楽が流行るのは世の中や世代を反映しているのだろうなと思います。

(ちなみにKpopが2位に上がったのはNizi Projectの影響でしたが、Kpopもイケイケな曲だけでなく、ゆるいバラード系なども落ち着いただるさがあって良いですよね)
自分とは違う見方があるのだなあ,と感心するばかりです.一方でシティポップって良くも悪くも80年代の「勢いに裏付けられたユルさ」を反映していて,おっさんとなった自分は昔の名場面を眺めなおすように楽しむけれども,もっと別の意味で活気のある海外の人に受け入れられたりするのかなあ,などという感想を持ちました.
もの哀しさやメランコリックな楽曲は巣ごもりパンデミックによく合いそうです。しみじみとした雰囲気にひたりたい、という人が増えているのかも。

世界の人たちは弾けるような動的な世界から、静的な世界を求めているのかもしれません。
日本に限らず停滞したムードがある状況かとは思いますが、こうした昔のコンピみたいなプレイリストはたしかにのぞいてみたくなります。
時間があるからこそ回帰的な発想で昔を懐かしみ、ゆったりとした時間を過ごすことは良いことですが、それでも前に進む姿勢を忘れないようにしないと、と思う日々です。
過去の名曲が海外の方から再発見されるニュースをよく見かけるようになりましたね。”真夜中のドア”の再ブレイクは嬉しいのですが、いまの時代は新しく作品を生み出すよりも、これまでの作品をジャンルごとにレコメンドする役割の方が重要な気がしますね。作曲家よりもDJが稼げる時代になったのか。。
サイバーパンクで描かれる未来の象徴から、懐古的な過去のシンボルへ
この連載について
日本のポップカルチャーが覚醒し始めた。実は、アニメや音楽など、日本カルチャーは、主に日本人の知らないところで「発見」され、強固なファンを生んでいる。クールジャパンなど、政府主導の取り組みの外側で。その最前線をお届けする。