静銀、山梨中銀本店に証券子会社拠点 提携戦略が加速
日本経済新聞
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地域銀行の「再編」については常々申し上げていることですが、地銀同士の合併・経営統合のような「再編A」は大きな地銀が誕生するだけであり、新しい付加価値創出や事業モデル構築にはつながらず、金融他業態や異業種との提携等を通じた「再編B」が求められると考えています。
静岡銀行と山梨中央銀行の提携は「再編A」のように見えるものの、静岡銀行グループの証券子会社機能を山梨中央銀行が活用するという「再編B」の色彩もあり、地銀同士の「再編」モデルとして興味深いと感じています。
ただ、証券会社としての機能・商品提供等において静銀ティーエム証券が他の大手証券会社に比べて優位性があるとは考えにくく、山梨中央銀行にとってベストな組み合わせだったかはやや疑問です（当該機能連携に留まらない経営判断があったのだと推察しますが）。
（ご参考）
「転換期にある金融リテールビジネス～地域金融機関が主役になる新時代の到来～」
https://www.jamplatform.com/news/2021/03/22/2023/
