チャドのデビ大統領が死亡 反政府軍との交戦地帯
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注目のコメント
1.イドリス・デビ大統領は、30年間大統領の座にあり、4月19日に6期目の再選、4月20日に殺害されました。
2. 首都から北側の前線に赴き、反乱軍との交渉中に殺害されたとのことです。チャド政府の公式発表では、反乱軍を撃退したはずでしたが、それにしては、反乱軍は南下を続けて首都に迫っていました。
反乱軍の後ろ盾は、ロシアのワグナー社です。「プーチン大統領の料理人」として知られるプリゴジン氏が経営する民間軍事会社です。世界各地の紛争に兵器と戦闘員を輸出するのが、ロシアの外交方針です。
2.大統領死去の場合、副大統領が代行するはずでしたが、イドリス・デビ大統領は、副大統領を置いていませんでした。憲法通りなら、上院議長が代行となるはずですが、そうはなっていません。
イドリス・デビ大統領の息子(36歳、陸軍大将)が軍事評議会議長を名乗って、全権を持つと発表しました。このくらいの国の場合、憲法などもあてになりません。